全話

貧乏神が!

孤独なラッキーガールと貧乏神の、パロディ満載で口の悪いハートフルコメディー。 サンライズ制作、漫画原作のカットイン演出派生のコマ割りフレームインが特徴的。排他的な自己主張の強い切り取り効果のカタルシスは、OPやEDのニ分割という描写やタイトルの…

人類は衰退しました

多角形の照明や主線のないデザイン背景という、普通のアニメとは一線を画すビジュアルは、テキストゲームの写真加工か絵画的な手法か。これは進化か衰退か。 人見知りで消極的で物事を斜に構えて見るわたしに悲壮さ、冷徹さといった個性を与える中原麻衣。エ…

TARI TARI

思いつきで提案する、人の話を最後まで聞かない、感情的な言葉で反論する。 いきなり駄目だししてくるし、全くとり合ってくれないし、よ〜わからへんこと言って却下するし。 世代間だけではない異なる方向に向かって歩く人々に、いっときでも心を一つに、い…

超訳百人一首うた恋い。

百人一首から構築された各話完結の物語。結ばれない恋も多く、その選集は今のアニメ作品の中では目新しく映る。平安鎌倉時代を舞台にした古い印象は、本編中の歌から小倉百人一首として選定する視点によって、セカイの流れに組み込まれる。 視聴者に委ねられ…

ゆるめいつ3でぃPLUS

以下参照。まさか2クールとは思ってなかったので。 2012春アニメ総評

LUPIN the Third -峰不二子という女-

声優変更と共に不二子という女に一石を投じる作品…と思いきや、原作不二子はまさしく不二子だったというオチ、ぉ、おう!

Fate/Zero

原作縛りのギチギチな話作りに息苦しさを覚えつつ、洋画テイストで作るガチガチなフィルムが観ていて痛々しい。最終話、バトンタッチするときにようやく解放されたんだなぁと感慨深い

這いよれ! ニャル子さん

第1話で提示した病的なまでの格子背景が面白かった!

ZETMAN

序盤ドンドン成長していき、展開が早くて面白かった!森久司ありがたや!

アクエリオンEVOL

最終話だけでやっぱり盛り上がった。終わり良ければなんとやら。観ていてよかったって思ってしまった!

モーレツ宇宙海賊

小松未可子演じる加藤茉莉香が、はじめは只の女子高校生が海賊のコスプレしてるようにしか見えなかったのに、どんどん海賊の船長に見えていったのがとてもかっこよかった。でもやっぱり凄く可愛い女子高校生海賊?とかく魅力のある人物で、他のキャラが惹か…

めだかボックス

最終回のスタッフが絵コンテ:佐伯昭志・演出安食圭・井畑翔太というように、今のGAINAXで注目しているスタッフ大集合な作品だった。 デザイン陰影・左右対称レイアウト・位置取りの語り。激しい遊びはなくなってしまったけれど、ダイナミックなアクションと情緒…

夏色キセキ

喧嘩した状態から始まった、仲良しグループの1人が引越す前の一夏のキセキ(SF)体験。水島精二監督らしく、その体験がどれも一捻り、二捻りされてて面白かった。 全体的に生々しい吐息を感じさせる芝居だったが、特に全部アドリブに聞こえる戸松遥節が堪能で…

つり球

うまく人に馴染めなかった人間と人気者の宇宙人が、釣りを通じていろいろな人と関われるようになるお話。人との関係に息苦しさを感じると溺れ、思い出そうとするとフィルムが巻き戻る。だから別れの時には、あなたたちはこれからどうするかとベタベタな構図…

黄昏乙女×アムネジア

バカテス(コンテ演出作監)→C3(回想シーン、コンテ演出)と大沼心作品でも異彩を放つ切り取り・フレームを描いてきた坂本隆のシリーズディレクター作品。実写・絵巻調・美少女ゲームの一枚絵・主観といった今まで印象的だった映像が全力で投入された見応えのある作…

シャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜

戦いに傷つき、異世界の孤島に流れ着いた記憶を失った青年が、剣を取るか、パンを取るかを決める物語。 テーマとしてはありきたりでも、OPの映像はしょぼく、EDはよく動き、ラスボスはリザードマンで、しかし大砲は常にド派手で、陽光は大仰な、何に価値を入…

これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド

1期で喋れないことをドラマにしていた主君であり、恋の相手であり、妄想していた彼女を、あらゆる手で喋らせようとしたのが2期だったかなぁと。 装飾、属性過多な部分に焦点を当て、女の子も男の子もはしゃいでよりキャラモノっぽいのも、つまりはそういうこ…

さんかれあ

ゾンビっ娘萌えと頭の腐った男の子が、少し気になっていた女の子がゾンビとなった事で苦悩するお話。 父親の束縛を嫌い命を断った女の子が、少し気になっていた男の子の家に居候しながら恋愛するお話。 この蛇行しながら、さまよい、進んでいく様が胸をえぐ…

ゆるめいつ 3でぃ

一年間徹底的に自堕落に過ごした登場人物達だったけれど、13話✕5分間終始マメなカメラワークに細かい絵作りととても勤勉な映像には感動すら覚える。

未来日記

ヤンデレイチャラブが楽しい序盤だったが、ヘタレた泥沼のバトルロワイヤルに気持ちが離れてしまった。 しかし、最終回前からの怒涛のラッシュのため、2人の今後が気になって仕方がなかった。続編発表も嬉しく思っている自分が…。 気合の入った映像だと、ど…

Persona4 the ANIMATION

ゲームを極力そのままアニメ化しようとしたためか、キャラクターデザインにおいて、ややキャッチーさを欠け、情報の多さから動かす際に苦労している印象を受けた。 しかし、時系列や場所、自然な会話(まず挨拶からはじめるなど)にとらわれない、必要な情報の…

夏目友人帳 肆

原作既読で、マンネリ化激しいので、大森貴弘監督の別作品が見たいなんて思う。 が、塔子さんが喋ると凄くうれしいし、3話、4話のようなびっくりするぐらい面白い話がシーズンに必ず数話出てくるので、これはこれで、良いアニメだ。

ラストエグザイル銀翼のファム

結局セカイの混乱に巻き込まれてしまってはいたけれど、キャラクターの目的や物語がセカイに踏みにじられる展開をGONZOるというならば、戦争の上で成り立っていたあの日のグランレースを目的としたファムにとって、それはしごくまっとうに関わった結果だった…

ファイ・ブレイン

各話ごとの大枠だと殺人パズルを解いていくだけなのだけれど、シリーズを通してみると、こじれた人間関係や設定が明らかになっていく構造が非常にパズル的。そして明るみに出た真実の単純さに呆れながらも、熱くさせてくれた。

パパのいうことを聞きなさい!

1クールで原作小説1巻分とのこと。漫画は短編数話にスピンオフ数シリーズと、メディア展開のプッシュが凄まじい。ラインナップから、原作が中心に据えられているのは明らかで、原作モノを商業ベースで考える上で避けては通れない作品に。 それにしてもアニメ…

戦姫絶唱シンフォギア

一話の爆音雨音アバンや、戦闘しながらの歌唱といった音響演出のアグレッシブさとは裏腹に、最終話はOPと三人ボーカルの挿入歌と至極まっとうなものに。 楽しそうに笑い合うカーテンコールがとても微笑ましい。

アマガミSS+

恋する乙女のペルソナ綾辻さん素敵。 梨穂子の家族フィルムにキュンとくる。 七咲さんとはもうプレイです。 棚町さんのイシグロフィルム絶品だ。 中多紗江編の中田譲治解説は要らない派。 塚原響さんだけフリーで惚気話を聞かされるのは私と付き合うためです…

あの夏で待ってる

冴えない男の部活内ハーレムかとおもいきや、恋愛にがっついている描写が面白い。【あの夏】【飲酒シーン】【撮影】といったキーワードがネタではないのも好感度高い。 主観ショット得意な二瓶勇一とフィルムお手の物な長井龍雪の総決算のような最終回は覚え…

Another

【水島監督のピタゴラスイッチ並みのインスタント殺人マシーンフィルム】と【P.A.WORKSの硬質な撮影による叙述トリックなフィルム】、【無感情な義眼少女】と【強気な委員長】といったメインストリームとカウンターの対立がタイトル通りだったなぁと。 義眼…

探偵オペラ ミルキィホームズ第2幕

アニメにおけるオペラや怪盗ものとは…というスタンスで視聴していた。その問に答えをくれる真面目に面白い作品。最終回の怪盗が手を引き、探偵を導きながらのダンスというオチは美しく、怪盗も視聴者も魅了する。 格段に良くなった作画による100面相っぷりに…