OPデモED

『VALKYRIE DRIVE -MERMAID-』OP「Overdrive」

メリハリボディにコントラスト強めの色彩、主題歌のタイトル連呼でひたすら決めポーズで構成された古い感じの映像。 しかし自信に満ちた表情に、確信したようなオーバーラップとほんと強い。

『あにトレ!EX』ED「ばいたる☆エクササイズ」

歌にベタ合わせのぱかぱかダンスが可愛い映像。 本編に登場するキャラによって踊るキャラクターも変えるサービスも良い。特に手を突き出すポーズが可愛いから手袋のキャラが一番映えるかなと思って選びました他意はないです。

『落第騎士の英雄譚』OP「アイデンティティ」

モノクロに赤を挿したシリアスでフレームを駆使した技巧的な映像。 実写的な色味でエフェクトやレイヤー構造、なにより殺陣がとことんアニメ的なのが面白い。

『緋弾のアリアAA』OP「Bull's Eye」

通常の青い空間と異常の赤い空間が不意に切り替わる不穏な映像。 KEEP OUTや橋桁の向こう側という危険地帯に足を踏み入れる事とは無関係に、自分の立つ場所がいつそうなるかはわからない。そのためにできることとは仲間を作ることなのか、一人で居ることなの…

『終物語』OP「mathemagics」

鏡面映像で出現したり消失したり、増殖したり統合したりと形が定まらない曖昧な映像で不安になる。 点と線で構成された多面体やドーナツの穴といった、あるようで何もないものとモーフィングする彼女の恨みがましい目が心を抉る。

『終物語』ED「さよならのゆくえ」扇・老倉ver

すでに描かれた物語をなぞるようにトロッコが走る映像。 妹だったり、恋敵だったり、友達だったり、一心同体の相棒だったりのキャラクターの配置が絶妙。そこに本来あるはずの幼なじみというポジションの空白と、相棒との関係性に唸る。窓の奥の爽やか景色、…

『終わりのセラフ 名古屋決戦編』ED「オラリオン」

絵コンテ・演出・原画・仕上・特効:品川宏樹(絵コンテは特士大介監督と共同)で、撮影・VFX・映像演出sankaku△による、水彩イラストがそのままアニメーションになったような映像。 吉村明・吉田泰三『WHITE ALBUM』の吉成鋼を思い起こさせる美しさに感動した。

『ワンパンマン』OP「THE HERO !! 〜怒れる拳に火をつけろ〜」

どんな能力かわからないけれどとにかく見た目が強そうな敵を、見た目ラッキーマンがひたすらワンパンで沈めて燃える映像。 自然現象含めて強大さを見せつけるロングショットと、ヒーローの力強さを見せつけるフルショット。それらをきちんと描く作画力が凄ま…

『ルパン三世』PART IV OP「THEME FROM LUPIN III 2015」

レイヤーで焦点を変えることによる、3D空間を超えた立体視の映像。テーマパークの体験型スクリーン、ニンテンドー3DS、シネコンの3Dや4Dときて、とうとうTVアニメにもこの波がきたのかも。 それはそれとして、四角い車からCGカーで不信感を与えるも、軽やか…

『ランス・アンド・マスクス』OP「Light for Knight」

箱の中のドレスを来た幼女が羽の生えた自分?に連れられて飛び出す、それだけで絵になる映像。 箱の壁が花だったり模様だったり、空間を満たす点描と抽象的な映像でいろいろと想像できる。そこまでいろいろ考えたくなる、興味や関心の惹き方が抜群。

『ヘヴィーオブジェクト』ED「ディアブレイブ」

メカをはじめ青を基調とした無骨さに、儚げな金髪少女のコントラストが美しい映像。 柔らかい歌や水彩タッチの絵に対し。力強いクレジット、キャラクターの線や意匠の青で映像を引き締める。強さというのはどこで産まれるのだろうとか。

『ハッカドール THE あにめ〜しょん』OP「Touch Tap Baby」

ノリだけで特に意味のないアクション映像。 パカパカだけどすごく柔らかそうという感覚はアニメーションならでは。

『ハイキュー!! セカンドシーズン』OP「アイム・ア・ビリーバー」

ラン、アップ、練習、筋トレ、練習試合、休憩、整列と一連の流れで成長が見える映像。 ブロックやフライング、スパイクといったアクションが印象的で、人間の手足の可能性を感じさせつつ、体幹や踏みしめといった動作を支える部分が彼らの自信に繋がる。

『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』OP「talking」

一組の男女がワンピースの女性に振り回される姿をロトスコープにした映像。 映像ディレクターにPerfumeのミュージックビデオでお馴染みの関和亮、ロトスコープアニメーションディレクターに橋本三郎とノイタミナにしかできない組み合わせで、彼らの映像を調…

『ご注文はうさぎですか??』OP「ノーポイッ!」

楽曲ベタ合わせながら普通より1テンポ緩やかな、癒される映像。 かわいいのか、奇妙なのか、シリアスなのか、よくわからない個性豊かなカットをコーヒーの撹拌さながらの回転ムーブメントでまとめ上げている。

『ご注文はうさぎですか??』ED「ぽっぴんジャンプ♪」

全32カット中30カットぐらい可愛いさを前面に打ち出している究極の映像。 子どもを意識させる臨場感ある主観、ボケ表現、SD表現、キグルミ、プリンティング等など、よくもこれだけ数々の【可愛い】表現を詰め込んだなと。 「一緒がいいな♪」で青空から一変し…

『Charlotte』OP「Bravely You」

いろいろと仕込みましたよとばかりに加工され、提示される抽象的な映像。 制作者が見ているセカイを意識してしまうのだけれど、あくまでそれは自分だけが描いたものでしかないというのは厳しくもあり、優しくもある。

『食戟のソーマ』ED2「さっちゃんのセクシーカレー」

大森靖子がアニメの曲を!! 四隅のボケから画面中央のフェードと視点を予想させて、期待に応えつつ、哀愁ただよう歌声が別の回答を与えるというのが実に鮮やか。

『干物妹!うまるちゃん』OP「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」

表の顔は美少女だけど、家では一張羅で炭酸片手に漫画やゲーム三昧。という本編をそのまま圧縮した映像。 ぐうたら隠れオタクの理想的な姿で、チープな電子音でゲームのパロディを入れてくる理解ってる感はまさしく理想郷。

『WORKING!!!』ED「まつ毛にLOCK」

パステルやビビッド、同系色や反対色と90秒の間にめまぐるしく変わる多彩な映像。 配置や作画、線や陰影といった主張の強いパーツを一つのフィルムに纏め上げ、この作品の看板といえるような映像に。

『アクエリオンロゴス』OP「ヤマイダレdarlin'」

テンションの高い曲や歌詞にベタ合わせのカット繋ぎで、視聴者の感覚に暴力的に訴えかける映像。 カットごとに見ていくとひょうきんで冗談のようなものばかりで、そんなものを浴びせられたら笑うしかないなと。

『アクエリオンロゴス』ED「ジュ・ジュテーム・コミュニケーション」

正統派乙女心情フィルム、作詞作曲編曲清竜人の正統派乙女心情フィルムじゃないか。 白のフィルターやピントの合わない男の後ろ姿と盲目的。これもまたベタだけど強い共感力だ。

『うーさーのその日暮らし 夢幻編』ED「Lucky Girl*」

コラージュとストップモーションで作りこまれたセカイにため息しか出ない映像。 シンプルなアクションだが至る所が動いていて、動かさないと動かないという作った人の作業が力になっている。 こういう個人作品っぽいものがTVアニメのEDというのも、本作の懐…

『それが声優!』ED「あなたのお耳にプラグイン!」

ED曲にトークとリクエストの2つのコーナーをねじ込んだラジオの映像が楽しい。 はめ込みで本編の映像と次回予告を挿入しており、ラジオというよりは広告番組のようでもある。

『アイドルマスター シンデレラガールズ』OP2「Shine!!」

【白】の多様さに舌を巻く映像。 誰もが一般人ぽさを残したまま、アイドルマスターという舞台に立っていて、それは絵に描いたようなシンデレラ・ストーリーなのだけれど、まるで現実のような説得力を持っている。

『ガッチャマン クラウズ インサイト』OP「insight」

等身大パネル、イラスト、実写、3Dが融合した現代的な映像。 ここまで全く異なる表現なのに、ほとんど異化効果を感ないところが怖い。

『ミス・モノクローム -The Animation- 2』OP「Black or White?」

作詞作曲編曲清竜人がミス・モノクロームに歌を提供したら堀江由衣になっていた。 PVって意外と覚えてるものなのだなぁ。こうして堀江由衣は在り続ける。

『黒子のバスケ』OP7「メモリーズ」

コンテ・演出・原画:中澤一登の超絶技巧バスケ描写が楽しめる映像。 相変わらず身体動作や視線のアクションつなぎが絶妙。シュートとドリブルの見せ場のカットを繋ぐパス描写。

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』ED「RIGHT LIGHT RISE」

印象派のような背景にCGのリング上をSDキャラが走る映像。 林檎の木に男女と昼夜を1カットに収めた絵画と、フレーム外に落書きのモンスターというメタ構造のセカイがよく出来ているなと感心した。

『プラスティック・メモリーズ』OP「Ring of Fortune」

誰もいない夜の遊園地で男女が暗い表情を浮かべる、別れる予感たっぷりの映像。 1カットに1人しか配置させなかったり、CGの硬質さをあえて強調するようなフィルタ等、悪魔のような【独り】の表現で、ここまでするかと震える。