咲-Saki-名勝負解説〜赤牌集めました〜

全国編6話のプロたちの会話では、名前に【赤】の付く人が話題になっていました。
咲シリーズでは印象的な赤系統のシーンが数多くあります。
そこで赤といえばこのお二人ということで、TVアニメ「咲-Saki-」シリーズスペシャルサイトから松実姉妹をお呼びして、いろいろと語っていただこうと思います。
お招きいただきありがとうございます。松実玄です。
…松実宥で、す。さ、寒い…

咲シリーズの第一話タイトル



あったか〜い。
わー、どのタイトルも赤系統なんだね。
…ちょっとずつ違ってる。
全国編はグラデーションがなくなってるね。お姉ちゃんはどれが好き?
私達が主役の阿知賀編があったかそう〜オレンジ色とか〜。逆に全国編はちょっと寒いかも…

今年の大会ルール

あったか〜い。
今年から5の数字の赤ドラが4枚入るんだよね。筒子だけ2枚には理由があるのかな?
赤土さんが地方によって数字や枚数が違うって言ってた〜。福岡では3の数字で打つこともあったって…
長野県の団体決勝副将戦で、藤田プロは運の要素が強すぎると解説されたそうです。
こども麻雀クラブの頃から赤ドラは4枚だったので、私たちにはお馴染みのルールです。

試合会場

あんまりあったかくない…
県予選やインターハイの試合会場は、スポットライトや床が赤系統で統一されてるね。
試合前は明るくてあったかいのに…スポットライトが消えるとちょっと怖い…
インターハイでは2回戦から会場が丸くなって、壇上になっています。
実は決勝戦の会場も先に見させていただきましたが、山みたいに高かったです。
もっと寒そう…

景色





あったか〜い。
あったかいね、お姉ちゃん。
上から、咲の最終話、阿知賀編の1話と9話、全国編の1話と2話のシーンです〜
約束や、過去や、夢や、家など、それぞれ背負うものは違ってて、けれど共通するものがあるんだね。
クロちゃんがドラを大事にしてるよう、みんなとの縁も大事にしたいね〜

能力描写

(フルフル)
インターハイ前に練習試合を受けてくださいました、龍門渕高校の天江衣さんです。
海底摸月で和了る事が多いけど、対戦相手に配られる牌をコントロールできるみたい…
月の満ち欠けによって変化するらしいです。私達がお会いした時はもっと朗らかで、楽しそうな雰囲気でしたよ。

う”ぅ…さ、寒い…
え、えと、あ、あの、準決勝で戦った、白糸台高校の宮永照さんです…
小鍛治プロの解説では、相手の本質を見抜いているのではないかと言われています…
あと、打点を上げ続けての連続和了が脅威です…が、クロちゃんと同じで、そのことが制約にもなっているようです…
…宮永さんも、何か大切にしているものがあるのかな…

かなりのものをおモチな、永水女子高校の神代小蒔さんです。
戒能プロの解説では、何かが憑いているそうです。
その度に打ち筋が変わってるみたい…降ってくるのは一人じゃないのかも…
先ほどのお二人と比べると雰囲気が違う気がするね。背景が赤くないからかな。
対戦相手より、自分を変化させているからかも…
そういえば時々選手とすれ違うと、目が光ったり、稲妻が走ったりすることがあって…
そうなの〜?
和ちゃんのところの大将の方とすれ違った時は、足が竦んじゃった。
でも、全国編では私達がこう見えてたみたい…

印象的な和了

長野県団体優勝を決めたこの局では、一筒を大明槓した後に暗槓し続けて、嶺上牌の赤五筒で和了っています。
…手牌も凄い。一筒、二筒、三筒、四筒、五筒が連続で揃ってる…
和ちゃんは清澄高校でも「そんなオカルトありえません」と言ってるのかな。
それでも一緒に楽しく麻雀を打ってくれるんです。

これは私達がインターハイ準決勝進出を決めた一局です。
逆転手のために赤五筒とお別れ。けれど同巡で和了るための牌がなくなってしまいました。
だけど「しずちゃんはあきらめない」だね…。自摸和りの三暗刻、2位の劔谷高校からの出和了七対子と手を変えて…
残り2枚のうちの1枚が別の高校から出ても動じない。
劔谷高校から一筒が出た時は、みんな同じ気持ちだったと思う〜

最後に

今回は赤色に注目して松美姉妹にお話を伺いました。
咲シリーズには他にも、風や雷など様々な見方があります。興味がある方は自分なりの視点で探していただければと思います。
それでは最後に阿知賀編で私が一番好きなシーンでお別れしたいと思います。


しずちゃんや憧ちゃんが入学する前ですね。赤土さんも一緒にインターハイを目指す事になったんです。
この時もこども麻雀クラブが帰ってきたみたいで、すっごく嬉しくて〜何も言えなかったんですけど…
赤土さんは部室に寄る前に一人ロープウェイに乗ってるんですけど、かばんにお守りのように付いていた一筒にぐっときました。これが麻雀の始まりなんだなぁと。
お二人ともインターハイ団体戦も残すところ一試合。ようやく和さんとの試合ですね、応援しております。本日は本当にありがとうございました。