今年の4コマ報告

どうも!ブックオフに行かなくなってからめっきり4コマ漫画を開拓しなくなったDaisukです。
世間≒私のTwitter観測範囲では4コマ漫画を選ぶ企画が盛り上がってるようですが、『まんがタイムきららミラク』しか定期購読していない私が投票して荒らすのも何なので、今年面白かったものをひっそりまとめようかなと思います。

現在連載されている大好きな4コマ漫画3選

不動っ!ゆるがない!このラインナップが変わるとき、一つの連載が終わるのだろう。ひだまりスケッチか…

今年面白かった"1巻"の単行本5選+α

  • 『平成生まれ』(1巻)ハトポポコ

平成生まれ (1) (まんがタイムKRコミックス)

平成生まれ (1) (まんがタイムKRコミックス)

基本二人がバストショットでこっち向いて会話する漫才形式。罵詈雑言・無視・奇怪な行動・奇怪な言動というローテーションで組まれたディスコミュニケーション

  • 『ぶらっくろっくちゃん』原作:huke・漫画:ringo

ぶらっくろっくちゃん (角川コミックス・エース・エクストラ 30-1)

ぶらっくろっくちゃん (角川コミックス・エース・エクストラ 30-1)

姉妹のように遊び、親子のように過ごすも、どこか心の距離を感じさせる描写が従姉妹的な関係を思わせる。この微妙にストレスを感じさせる関係性は、生みの親である原作への、ライバル同士という設定のもどかしさと、ここまで成長しましたという感謝。

放課後プレイの面々がTRPGをプレイする。事前に練られた設定、物語を進めながらの関係説明、参照しながらの今後の検討と、よくよく考えると、相性抜群というか、そもそも放課後プレイTRPG大好きな作者から産まれた漫画だよねという。

  • 『メラン・コリー』(1巻)西瓜割

メラン・コリー (1) (まんがタイムKRコミックス)

メラン・コリー (1) (まんがタイムKRコミックス)

イカから人が生えてきて居候するも、当然のように弄られ続けるって、ここまで書いてなんやこれ?(スイカの人は関西弁)
起承転結というよりも、躁躁躁鬱なオチの反復が、きっとスイカを美味しくさせる。いつか食べられてまうんかなースイカ娘。

  • 『月曜日の空飛ぶオレンジ。』(1巻)あfろ

月曜日の空飛ぶオレンジ。 (1) (まんがタイムKRコミックス)

月曜日の空飛ぶオレンジ。 (1) (まんがタイムKRコミックス)

朝起きたら頭が箱になってたり、学校へ行くのに1週間ぐらい遭難したり、4次元ポケットからタイムマシン出てきたりと、女子高生たちに振りかかるSF描写が本格的。ドリフの紐を引くと特異点へと飛ぶ、認識への問いかけ。さすが島舞台だ。

  • LSD 〜ろんぐすろーでぃすたんす〜』(1巻)ほた。

LSD ?ろんぐすろーでぃすたんす? (1) (まんがタイムKRコミックス)

LSD ?ろんぐすろーでぃすたんす? (1) (まんがタイムKRコミックス)

アクアリウム、リリィ以来にビビっときたレイアウト漫画。遠近でフィルターを掛けたりとため息が出そうになる美しさ。
延々と繰り返される陸上部の練習描写に、こちらもげっそりするような、一緒になって体重が痩せそうな、そんな作品。

ラクで連載されていた、単行本が出なくて悔しい漫画5選

  • 『福33三色パンチ』にき(初出:創刊号)


バリエーションの富んだ、もっさい女子大生の冴えないキャンパスライフが楽しい。お金はケチるし、酒も飲みたいし、バイトばっかしてるというのが等身大すぎた。

  • 『前から2両目』name(初出:創刊号)


メガネ少女が通学の際の電車内で様々な格好をした女性に悶え、延々フェチズムを語り続ける様に、ただただ然りと頷く。肉感的な太ももや香り立つようなうなじといった局所的なアングルや、もじもじしている女性への視線など、健全な精神に影響を与えかねなかった。

  • 『そこにいず』染谷みのる(初出:3号)


都市伝説+学園という題材で、特定グループの探偵団ではなく、きっちり都市伝説の対象とクラスの伝聞で構成している辺りが本格的すぎた。

  • 『アイコト』深山フギン(初出:4号)


おめめパッチリ、髪で表情を作り、エフェクトも飛びまくりな絵力にドキドキした。人の心に憧れるも、願いを叶えて体を乗っ取らなければ一人前になれない妖精という、掴みにくさがどうでも良くなるぐらい。

  • 『なりきりイミテーション』阿部かなり(初出:5号)


妹が生まれるので練習としてクラスメイトと擬似姉妹ごっこすることになる話。その擬似姉妹がふたりともゆるふわで、脳内でダブルキャスト花澤香菜という多幸感を味わっていた。
ゲストを経て、世界に64人しかいない同作者『飛ぶことを許された迷路』がめでたく連載決定。こちらのキャラクターも当然脳内では花澤香菜