苦手意識の強い『WORKING』について今までの感想を掘り起こしてみた

画面的な面白さは十分理解しつつもちっとも楽しくなれない『WORKING』、その理由が知りたくて繰り返し視聴したがそのたびに自分の頭の硬さに嫌になり、なりながらもまた視聴を試みてきた。しかしその行為は2期の放映を以て唐突に終りを迎えた。
これはその辛く苦しい戦いをまとめ、今後なにかしらの役に立つよう残しておいたものである。
【放送前】

原作は合わなかったけれど、というか面白さを見いだす前に投げたけど、というか一巻ではピンとこなかったけど、アニメは間違いなく面白くなる気がする。今のところ最近の4コマ原作アニメはほぼ100%面白がれているから。

どうも期待に溢れているようである。くっくっく、これが地獄の始まりとも知らずに
【最終回後】

いろいろ登場人物が出たものの、らぶひなと同じように、景太郎がドジする→成瀬川に殴られるみたいな決まりきったリアクションしかしなかった。しかもメインに据えられたかたなしくんと伊波さんだけれど、伊波さんの思いしか描いてないからただでさえ情報量の少ない展開がもうスカスカ。

だいぶけちょんけちょんに言っている。ちなみに☆×1の【負のベクトルで興味】の評価。この時は情報量を問題にしているようだ。
【放映後】

平池芳正監督のWORKING!!アマガミSSを比べると面白い。12話かけて女の片思いと遊びにいくようになるまでを描いたとおもったら4話で結婚。キャラごとに一つの役割を演じていたと思ったら、みんなが共通の役割を演じるという。

放映後一ヶ月の感想POST。世間の評価はWORKINGべた褒めだったので、この頃から再視聴を繰り返していた。

あれ?テンプレやりとりをあんなに毛嫌いしていたのに、想像してみると普通に受け入れそうな自分がいる… QT: @kwa_sin: WORKING!!、あんまり素直に楽しめる作品じゃないんだがあれのキャラが全員女の子だったら多分物凄い勢いで食い付いていたと思う

相変わらずの百合好き
【話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ10準備】

WORKING!!苦手意識克服プロジェクト中。伊波さんが紅潮してる時は常にうれションしてると思って見てるんだけれど、実際にうれションしてたり、小鳥遊くんがぽぷらの胸をもんだり、やちよさんがガチで剣で人を殴ったりしたら面白い気がしてきた。

繰り返し見すぎて壊れてきた。
【話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ10】

トラウマ克服のために何度も何度も何度も繰り返し見てるのだけれど、結局自分の頭の硬さを確信しただけですね。ピーマン苦手な人に無理やり食べさせても駄目。WORKING!!苦手克服プロジェクトは続く…

貴重な10本のうち1本がWORKING最終話。かりみさんがWORKING部分で星をつけた。WORKINGイジリのはじまりである。
【2010年アニソン】

WORKING!!は映像として申し分ないですね。映像に最低限必要なオブジェクトと音楽に合わせた小気味いいアクション、フキダシともデザインともつかないテロップを舞台装置に組み込んでいたり、果ては背景がまるで書き割りとでも言うような影の付け方とシンプルな割に凝った映像になっています。
キャラクターの頭身も高く線も細かく描きこまれているのにリアクションが記号的な本編でしたが、OPはとてもうまく表現していると思います。

OPを褒めて本編貶しとる。かりみさんがまたWORKING部分に星をつけた。
【2期先行放送後】

監督はかのこん、れでぃばととらぶる2期とジーベックお色気アニメ、もしくはレイアウトアニメを築いてきた大槻敦史。音響監督は効果・録音関係で数々のアニメを支えた名倉靖。先行放送1話で構築されたファミレス空間は至高。

突然のべた褒めだった。この書き方だとわからないかもしれないけれど、各種スタッフ変更は1話見終わった後に知ったことは記しておくべきだろう。
【2話後】

#WORKING 2期2話、1期は犠牲になったのだ俺が2期を楽しむためにな。伊波さん暴力ネタで押さなくなったおかげで俺の心が平穏に。超凪ってるよ。店内BGMにお客ガヤ、食器や調理SEといった環境音とシームレスなレイアウトの空間形成が巧みな上でSDも出来る恐ろしいシットコム

これを制作スタッフ的な意味で取るか、伊波さんカタルシスの意味で取るか、なかなか難しいところではあるが、作品的には変わりない。

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以上、過去の自分の発言をただただ羅列して、一言感想を載せただけです。WORKINGについては自分の感情の変遷が面白いのでもう少し掘り下げて考えてみたいとは思っています。最近ツイッターでは苦手・嫌いな作品を語るのも面白いんじゃないというような発言があったので。
ではではここまでお付き合いいただいた皆様(いるのか?)ありがとうございました。