とある科学の超電磁砲 第22話 〜初春の能力、コミュニケーションと伝播していくもの・光と影〜
初春さんの能力がとうとう判明したのだけれど「物の温度を保つ」という見事なまでにショボイ能力。だけどたい焼きも温かいまま差し入れできるし、春上さんの心を癒せる。そしてその春上さんのおかげで木山先生は思いとどまる。
能力なんか関係ない所が大事なんですよ。
調べ物に熱中するジャッジメント組、黒子はコーヒーを初春に断られる。
一方蚊帳の外であり、事件よりもまず4人の関係に目を向ける二人は冷たいドリンク。その前の噴水のカットも効果的。ちなみにテレスティーナと事件の話をするときは紅茶を飲んでるのがポイント。
ここすごくよかった。黒子のコーヒーが固法先輩によって初春に渡るのだけれど、初春の調べた情報が固法先輩によって黒子に伝わる。そしてそれが美琴へと伝わり、一人でビリビリは忍び込む。お風呂から続くエントロピーの連鎖。
並が伝播していく、共鳴して、大きなうねりを生み出す。この事件と展開の視覚化。
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事件の当事者と観測者。神の領域への到達。純真無垢な意思・存在。無機質な冷たさの介在。その量がはっきりとわかる対比のカット。
壇上で掲げられた、今喉から手が出るほど欲しいもの。二回繰り返されたカット。
より深い闇から現れる存在に
光を奪われる。
一度も顔をあげない美琴。
踏みにじられた(る)のは一体なんなのか。