バカとテストと召喚獣 第03話 〜そうや!試召戦争なんかいらんかったんやー〜

バカテスはラブコメ
今回バカで何の取柄も無い主人公がメインヒロイン二人とダブル?デートしたり友人ポジションが学園一の秀才とラブラブしたりしている。普通だったらその理不尽さにイライラしそうなものだけれど全然許せる映像のバランスがいい。それは現実(自分)に投影しにくいデフォルメされたキャラデザであるとかノリの良い演出といった見た目と第一話からヒロイン達が主人公しか見ていないという設定脚本の結果で、凄くいいバランスだなぁと感心する。
オリジナルエピソードらしいけれど高山カツヒコの手紙のやりとりのようなダブルミーニング的な理論的な脚本センスとそれを補強するゴミ袋といった映像側の力が合わさってとても面白かった。
演出にしても美少女ゲーム調の画面下テキスト演出や召喚戦争のゲーム演出と固定されはしたけれど、召喚戦争の単純なゲーム画面でも召喚者の思考が反映されていることを提示していて広がりを見せてくれた。
しかしアスラクラインを想像させるぜんまい仕掛けやefでやった男二人の靴箱やりとりを想像させる傘を手前に置くレイアウト(&主人公の声優・親友のビジュアル)と狙ってやっていて相変わらずだなぁと。シャフトでなくてもこういう手法が世間に認められていくのかなとか。(世間は大沼心が新房組という認知はしていないだろうから。意識するのはせいぜい制作会社程度だと思われる。)
追記)関西人のせいかバカという表記は嫌いなのだけれど、この作品はタイトルに使われているので敢えて多用していることを今ここで表明しておこうと思う。