とある科学の超電磁砲 第06話 〜あまり力を入れてみてなくても、何か感じれるように作られていると上手いと思う〜

シーン毎にやりたいことが明確な面白い絵作りになっていたと思う。


黒子と喧嘩してテンションの上がっているビリビリの映像の次に唐突に表れる冷静な初春。頭の花がふたりの痴話喧嘩や初春の抜けっぷりを皮肉ったような画面印象になっている。


成功しているナンパを邪魔して恥ずかしがるシーン。セリフを完全に排してえんえん顔のアップで赤面させて、ビリビリの赤面症とかわいらしさをアピール。


仕事中何度も虫に襲われるのだけれど、三回目にして姿を直接写し、その後長回しで力を入れた芝居をさせて四苦八苦させる。


喧嘩した後はもちろん仲直りさせるのだけれど、裸で黒子が追いかけてビリビリが逃げるシーン。テンポよく黒子を潰す辺りが気持よかった。多分虫を潰しているのと繋げているんじゃないかと。

Aパート終了で出てくるサブタイトルのタイミングが毎回秀逸だと思う。今回はジャッジメントの仕事にやる気を失っていくビリビリが急にやる気を出すタイミングでこのサブタイ。この辺りは監督が意識してるのかなと。