RIDEBACKを通してみた

ライドバックを評価してる人たちもいるので流しながら通して見たらいろいろ見えた。
テレビアニメとしてみると冗長なだけでつまらない作品だけれど、ダイジェストもしくは映画サイズだとかなり面白い気がする。
周りの状況なんて一切関係ない、ただ踊りたいだけ。バレエの舞台で生きていた尾形にとって世界の情勢は関係なかったという第一話の冒頭の姿を貫いた、尾形のエゴ物語。このアニメはただそれだけの話だった。
深夜のテレビアニメはストーリーとして終わることが宿命づけられているけれど、それでもやはり楽しさは過程にあるのだということを再確認した。結末に向けて描くならば映画の方が合っている。
追記をするとどうしてすぐにレースををさせたのだろう?
レースではテレビシリーズとしてのカタルシスを与えるほどの山場にしなかった。2話目でもうすでに終わっていた。
レース・テロという二つの山場があればテレビシリーズとしての盛り上がりというかカタルシスも与えられて、かつバレエという作品としてのテーマも存在できる。
しかし4話でテロを中心に主人公にライドバック少女の名前を与えてその後の展開を一つにしている。
自分はそれを”原作に悪い意味で引っ張られていると思う”といった
監督なり何なりの意図があるとは思うけれど、考えるほどこの作品に愛着がないのでその辺りだれか説明してほしい。