ちょっと今回面白かった

今まで見てきたアニメが予想外に面白かったから感想

Cパートの繰り返しネタが秀逸。だんだんテンポ上げるとか同じやりとりを省略するとか、きちんとギャグとして作られているところに好感が持てる。こういった当たり前の面白さがハルヒちゃんにもあると思う。というかハルヒちゃん京アニもそういったことをきちんと作っているところを評価すべきだと思う。

かなこがだんだん落ち着いてきたと思う。初期の脈絡のないウザさではなく、展開の上でウザいレベルなので見れる。
でもかなこの影が薄いほうが面白い。今回のBパートは話の質も上々で、オチもしっかりしていてよかった。Cパートはイマイチだったけど・・・

アクションの面白かった4、5話前から連続で見てるのだけれど、話の展開がちぐはぐというかバラバラしていて、なんだか歴代ガンダムシリーズに悪い意味で引っ張られてるというか、脚本家が右往左往しているところがわかりやすすぎて面白い。粒子とかアムロとかOガンダムとかまんま。加えて歌とかね。

前のエピソードで「直接言いづらい時に使ってもいい」とカケルがメロンに携帯を渡す
→カケルが「パケット料が高い」と怒り、メロンにバイトをさせる
→メロンがバイトしてカケルと疎遠になる
→メロンの携帯には寂しさを訴えるメールが大量に・・・
この仕掛けが上手すぎて本当に驚いた。
作画が悪い原因は線だと思うのだけれど、二人のヒロインの眉毛ですら一本線ってどーすりゃいいのか。完全に省エネのキャラデザなのか

この面白くなさはまさしく黒(逆の意)神レベル。
毎回パターン同じ。見たこともない敵が出る→設定語る→戦いに勝つの繰り返し。物語のほとんどがこれで構成されていて、話に重みが全くと言っていいほどない。設定だけ消化しているだけでドラマが皆無。主人公はヒロインと共鳴して戦闘力を上げるだけで、一般人であるため設定にも絡まずまさしく”その場にいるだけ”って・・・

最終回前5話ぐらいで脈絡もなくまとめすぎ。問題提起やその後の過程は原作どおりしっかりしたけれど、最終回まとめざるを得ないからあっさりと解決したというのが見え見えな脚本はいただけない。