フルバ見直した

ものすっごい面白かった。あれって原作5巻分ぐらいらしいのだけれど、アニメ版フルバのファンにとって、原作23巻は多すぎる。けれどいつかは読まないとと思ってる。まとめて買うかな。
以前見た時と同じで面白いと思ったのは
草摩はとり(辰)エピソードの8話・花島咲訪問の18話・最終回、猫エピソードの一連で特に25話
それぞれ平松禎史・長濱博史のコンテや演出となっている。ともに雰囲気重視でセリフより絵で魅せるタイプなのだけれど、平松さんの8話や最終話のほうが普通のアニメの域で、長濱さんのOPやら25話なんかは徹底的に余計なものを排除している感じ。絵を映像にした瞬間にセリフが余計に思えて削ったとのことだけれど、声優に悪いと思いつつもそういうことをがんがん行った最終回一連のエピソードは映像を見るだけで心の機微がわかる出来。雨の強さといったものからも伝わるものもある。
あとデジタル制作をかなり積極的に活用したアニメでもある。オーバーラップががんがん入ってたりフィルムノイズをやたら入れたりしている。動きを見せるのではなく止め絵を美しく見せるという演出を行っているとは大地丙太郎の弁だけれど、フレームを入れたりと演出アニメだなぁと。
というかデジタル重視の今のシャフトはフルバっぽくてちょっと驚いた。2001年放送ってことはカレカノ→フルバかなぁと思ったり。まぁアナログからデジタルへの過渡期か