マクロスF 第23話

ランカ選ぶって前情報を見てしまったり、唐突過ぎると言われたりして不安だったのですが、自分は意外とすんなり受け入れられたのは、そういった前情報から覚悟していたからかも。それより21話のランカの突然「好きでした」で去るほうがショックだった。というかランカのどこを好きになればいいのかこの段階でもわからない。むしろ嫌いにさせてるような。せっかく世界の命運やら不幸やらを背負っている設定なのだから、好感持たせてキャラの背景に共感させたほうがいいと思うのだけれど、なんであんな脚本演出になるのだろうかと。

物語中盤にいきなり兄弟子とか、そして後半にも出てきた意味とか

ときおりインサートされていた歌舞伎描写とか

マクロスFを見直すと確かに入隊の直接的な動機付けはランカに向けられていて、そこから訓練やパイロットの夢とかを語るあたりから演じていたのかも。バルキリーの模擬戦での歌舞伎ポーズなんてすごく違和感あったのは、そういう意味があったのかとちょっと感動した。
結局ランカのために入隊したけれど、以降はパイロットとして演じてしまったと。そしてシェリルの望まれるような姿を演じていたが、それをずっと見抜いていたのは同じようにプロとしてあり続けるシェリルであったと。そういう意味ではランカは気づけなくて当然と。彼女はただアルトのためだけに歌う一般人だからということですか。
なるほど、アルトは天然女たらしであったか。女顔の優男イメージ、しかし軍人で体力はある。
最強じゃないか
いい設定だな役者。なんかエロゲとか美少女ゲームの主人公に最適な気がする。

今回の最泣きポイント。何この箸の持ち方(涙)
スラム育ちで温かい家庭を死んだような目で見るマッチ売りの少女のようなシェリルとか、病気で死にかけてるとか考えるともう酷いとしか言いようがない。
このままいくと歌う女神として死にそうで怖いけれど、この段階で振られまでしたりして落としまくってるので、もう一回浮上するのを期待しますよ。ご都合主義でもいいので、二人のデュエット→腸内細菌がビフィズス菌に変化でもいいので。