軽くローゼン一巻を読んだ

驚くほど普通に読めました。なぜあれほど嫌悪感を催していたのだろうか?普通にジュンかわいいじゃないですか。ギャグテイストですし。
思うに姉との接し方で「バカ」という発言と壁越しにモノを投げつけるという辺りがはじめに読んだ時に受け付けなかったというか、キツイと感じたんじゃないかなと思います。
基本中古で本を探すときには背表紙が非常に重要なんだけれど、そこで興味を持っても自分はぱらっとめくった絵の印象が悪いとすぐ棚に戻します。そして第一話をざっと読んだときに面白そうと思ったモノだけ最初からしっかり読みます。逆に嫌な感じを受けるとやっぱり戻してしまいます。
その偏った読み方が大きな要因ではないかと思います。
中身はジュンの成長物語というベクトルや構成は同じなんだけれど、それを作るストーリーをアニメでは1クール用にきちんと構成しなおされてる印象を受けました。具体的にはアニメでは他キャラをすぐに仲間にし、水銀燈との戦いを中盤〜後半の成長の要にしています。一巻だけ読んだだけなのでわかりませんが、漫画は水銀燈以外の他キャラに対してもっと確立したストーリーがありそうなので。
ギャグのテイストは漫画版のヘチョいキャラになったギャグテイストよりはアニメのキャラデザ通りの上でギャグをやるほうが好みです。アニメ版の人形と人とのサイズの対比が上手く笑いに結びついている気がします。この辺りは松尾コンテだと特にそうだと思うんですが、プレスコによる会話の間や人間の動きにこだわる監督らしい部分が見えました。