ef - a tale of memories. 第9話


つらいか?だからいっただろ?時が経つにつれてつらいのはおまえだ、消えたければいまだぞ
次々と厳しい言葉で追い詰めていく火村

蓮治は何も言い返せなかった。ただ火村に詰め寄り、泣き崩れた
その姿に何か見出したような火村の表情

蓮治と千尋が話している間、ひとり屋上で夕日を見ている火村

なんで僕を千尋から遠ざけなかったんです?
忠告はした
僕たちを逢わせないようにもできたはずです!
そうだな、見たかったのかもな、俺と同じようなやつがうまくいくかもしれないって夢を
ヒントだけやる、千尋の物語と真剣に向き合え。どうして書いているのか、それを考えろ
この展開を嫌っていたはずの火村が、しかし忠告のみで、無理強いしなかったのは無意識に感じていた蓮治とのシンパシーだったと打ち明ける。

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火村の蓮治に対しての想いが台詞以外の全体的な流れで魅せていて気持ちよかったです。嫌いですけれど。

三回目を読み返した千尋
「蓮治くんの知ってる私に戻っているでしょうか?」
「これで私は前の私と同じように蓮治くんが大好きですよ」
蓮治を気遣い、必死に前の自分と近づこうとする千尋

「時が止まったような、いっそ終わってしまえばいいと思っていた4年間の日記を読むのはつらかった」
「でも蓮治くんと会ってからの日記は途端に明るくなりました。」
「毎日が明るくて読むだけで幸せになりました」
「ここからここまでが今の私の一生です」
日記を読むことで自分のなくした4年間で大切なもの、確かなものが蓮治との関係であることを理解した千尋は、きっとその想いを大切にしたいと思ったはず。

「記憶が変わると人格も変わるんでしょうか?」
大切にした以前の自分から受け継ぎたい想い。しかしその想いを受け継いでいいのか、受け継げるものなのか。
「4年間の記憶がなくなったとき、前の私は死んでしまったんじゃないでしょうか?」
その問いに「違うよ」と答えた蓮治
「蓮治くん」

「そんなことないよ、千尋はどんなことがあっても千尋だよ」
「死んでなんかないし、別人でもない」

千尋は僕の知ってる千尋だよ、馬鹿だなぁ、そんなことあるわけないじゃないか」

そして一人砂浜に走る蓮治は、二人で作った砂の城がまだ残っているのを見て
叫ぶ
「消えてなんかない、消えてなんかない、そんなことあってたまるか」

「寂しさはここにあるよ」
「女の子は世界に一人、だから彼女は神様だ」

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この全体的な流れの前には火村さんに詰め寄ったあとの千尋のアップも必要だったかもしれません。
火村しかり千尋しかり蓮治しかり、表情の芝居付けでいろいろ読み取れるような回でした。前回のコメが無意味に・・・

お互いがお互いにないものをうらやましがっていた。そして惹かれあっていた。そしてみやこの弱い部分を知った紘はみやこと・・・

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この写真はみやこの策士シーン1ですけれどw
意外とこれわかるかもしれません、男なら。なんだか千尋サイドといろいろな意味で温度差があるなぁと思いますけれど。あとこの浮き出るオーラのような演出は3話からいってるようにギャグに見えてしまって嫌だなぁと。

景は行動すべてが裏目裏目に出ている気がしますね。着信を消した自分に泣いたり、他の人の才能をうらやみ、焦ったり。おそらくそんな自分が嫌いなんじゃないでしょうか。

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音響監督:鶴岡陽太
一曲丸ごと使う演出が多い人だなぁとおもいました。京アニKey作品の人でもあるんですけど、ぽいなぁと。
どの程度世間と感覚がづれているかと思い、ニコ動のコメントを見て凹みました。やっぱだめです。荒れたスレよりひどい。
あとどの程度書けばいいんでしょうね、今回もかなり丁寧に静止画を選んだんですけど、もっとコンパクトなほうがいいかなぁと。でもそうするとまたわかりにくくなるかなぁ。