コミックスから見るアニメ版かしまし4

ほらね 時期を 逃す
かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜公式HP
リーンの翼を見るかブログ更新するかでブログを取りました。この報告には意味はありません。
そろそろテストです。そして秋休み(だからこの報告に意味は無いんだって)。
さてそろそろ話を戻そうかと思います。今回でこのシリーズも最後(の予定。まだ中身書いてないので)!前回変更した点を挙げて、アニメ版スタッフがキャラクターをどう描きたかったのかを見ていきました。
今回はどうしてそう描きたかったのかをアニメ版オリジナルのストーリーである11話・12話・13話にインタビューを絡めて書きます。もちろんネタバレ含みますよ。
まずは反省から。③で失敗してました。書いている途中違和感があったんですけど、自分でも何書いてんだかって思いながら書いてたんでこんな初歩ミスをしてしまいました。
やすなです。監督の意図を論ずるために、変更シーンからキャラクターを考察していたにもかかわらず、監督の意図を用いて変更点の理由付けをおこなっていました。はい破綻。
あそこは監督の意図うんぬんや、ハッピーエンドの定義などをすっとばして、「やすなは恋愛をしていないことにした」と、結論を書くべきでしたね。
で、今日の記事でどうしてそういうことにしたかを書くべきでした。
ということでいきなり今回の重要な内容が書けなくなってしまった(というかもう書いた)のですよ。この部分は補足ということにします。
ということで今から本文です

  • やすな

男の子が見えるようになった理由が恋ではなく奇跡だったアニメ版やすな。12話でまたもはずむという奇跡により今度は世界全てが見えるようになります。全てを奇跡にすることでやすなははずむに対し恋を超えた感謝を覚えます。そして見えるようになったことを非常に大事にしたいとも思います。その結果が12話の’あのね’であり、貰ったものを大事にしたいという言葉であり、そしてオマケ漫画の神様なのだからという想いです。
はずむがとまりに告白したのを知ってやすなは非常に複雑だったでしょう。しかしとまりが返事をしていないことと、こじらせた原因が自分にあることがわかっているやすなは二人の仲を取り持つのに必死になります。「やすなの成長物語・人とのつながりが大切」これこそやすな最大の成長なのでしょう。

  • はずむ

9話の神社で恋について悩ませなかったのは10話以降の修羅場のためでしょう。この段階まで真剣に恋愛について・二人の気持ちについて考えてなかったため、やすなと二人きりで水族館に行ってはしゃぎ、とまりと出かけるときに書置きを残し、とまりに心無い言葉をかけます。
花田さんのインタビュー「3人でいっしょなんていうのはありえない・はずむにとって都合が良すぎ・成長してほしい」
傷つきたくないという自分本位であったはずむ。しかし最後は自分の大切な幼馴染の関係を壊してでも、やすなを守るという決意をします。ただその結果一つの問題を抱えることになるのですが。
やすなに対してある種のふっきりがあったはずむは、昔のとまりとの約束を大事にしている点からもこの選択は必ずしもハッピーエンドなものではなかったでしょう。12.5話のとまりとの疎遠エピソードをどこまで採用するにしても、少なからずとも幼馴染のあの親しい関係は12話の川辺の別れからなくなります。
この段階でどこまではずむがとまりに対して想っているのか指し計るものがさほどないのですが、やすなははずむとの関係をあまりよくないと思い始めます(かしましは全話通してですが、相手の事を考えて行動しても、それは独りよがりになるという傾向があります。このあたりはまた別で書くかもしれません)。
やすなはそのためはずむをもう一度振ってしまいます。ここも描かれてないのですが相当ショックだったと思います。
幼馴染としてのとまりを失い・やすなには一人で歩きたいと突き放されるはずむ。ここから冬服に変わるまでずっと悩んでいたのだと思います。そして失ったものの大きさも積み重なっていたことでしょう。そして決心するのです。振られてもいい、と覚悟を決めて。
中西監督の「はずむは自分から選べるタイプじゃない・アドバンテージが必要(やすなの病気のこと)」とありましたが、自分が傷つくことを極端に恐れていたはずむが最終的には失うことを恐れず、自分で選べるまでは成長したということだと思います。

  • とまり

11話後半〜12話前半の悟りきったようなそぶりでいますが、寝れないほど悩んだりと実際気が気でなかったでしょう。その結果男だろ、行けと言った後、やすなの元へ行こうとしたはずむを引き止めてしまいます。
そして川を渡った後、居る筈がないとわかっていても振り返ってしまいます。近づいてきたあゆきに、「肩が必要?」と問われて「自分の足があるから大丈夫」と返したのは、はずむへの想いをふりきったわけでないけれど、自分の足があるから一人でも生きていけるという意味でしょう。
これも12.5話がわかりませんけれど、ある程度の距離はあけたのでしょう。選ばれなかった者としてのけじめをつけるために。
はずむのことですからきっと突然告白したんでしょう。まず怒りがこみ上げたとまりは帰ってしまいます。しかしとまりもわかっています。二人の幼馴染としてのあの関係は終えた今、あの川を渡るという行為が過去の記憶でなく、直接的な約束の意味であるプロポーズであることを。そこで悩むわけです。

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あと書かなければと思っているのは13話感想と、あとは突っ込みどころですかね。特に突っ込みどころはいっぱいあるので(というかコミックスから見て〜の記事を書いていながら突っ込んでた)めっちゃ書きたいんですが・・・
13話は近日中にやります。では