コミックスから見るアニメ版かしまし1

コミックス4巻がよかったせいか13話が酷かったせいか、コミックスのほうが人気みたいですね〜。
なんだか書いてることが同じことの繰り返しになっているので、切り口を変えてみます。
原作未完の状態でアニメ化、そしてDVDで13話をつけなければいけない中西監督はどう落としどころをつけたのか、つけるべきなのかを見て行きたいと思います。
コミックス第三巻の夏の終わりは12月頃に雑誌に載っているので、三人の関係はひと段落しています。(プロット段階では2巻までを12話でどう区切るか話していたらしいですが、花田さんが「原作が進んでやすなが男のはずむが見えたことを知った」と答えてましたので)そこまで話が出来ている状態でアニメ版をあの形にしたこということです。
ちなみに今回はまだ言いたいことの完成が見えてないので、いつにもましてまとまらないかもしれません。
コミックス版もアニメ版も両方ネタバレするので気をつけてください。
以前もこの差については触れました
コミックスにあってアニメに無いエピソードです。
①女になったはずむをすぐさまやすなが告白
②それに対して逃げてしまうはずむ
③そしてもう女の子だし、とあきらめるような発言
④ガンガン攻めるやすな
⑤服を着せ替えられて女の子と男の子という部分でゆれる描写
⑥とまりといると安心する
⑦宇宙人が来た理由は感情を捨てたことで相手との結びつきがなくなり、そして子供が少なくなっている。そのため恋愛について学ぼうとしている
⑧自分の症状をはずむに説明するときに「初めて意識できた男の子がはずむ君だったの。だんだん好きになって、はずむくんの顔も少しずつ見えてきて」
⑨とまりが自分を避けている時の表情が怒っているのではなく泣いている事に気づく
⑩とまりに殴られて「やすなのこと好きなんだろ?だからあんなことしたんだろ」の後の良いわけ「正直言ってわからないんんだ・・・どっちのほうがもっと好きかわからなくて・・・」
⑪明日太が決着をつけられない
⑫あゆきがはずむに抱きつかれた一言「こういう触れ合いって、好きな人にされると嬉しいものなのよね」
⑬やすなははずむが一番の笑顔をしてくれるように、みんなと一緒にいることにする
⑭神社の段階ではずむが恋って何なのかについて考える
⑮とまりが、やすなとふたりきりになったのでとても心配する
⑯はずむがとまりがいないことで寂しくなる
⑰とまりばかり気にするはずむに強引に攻める
⑱キス以降とまりと話すのが一番楽しいはずむ
⑲二人が楽しそうなのであきらめようとするやすな
⑳男の人が「皆の気持ちわかるっているから」と植物と語る場面を目撃し、興味を持って見たら男の姿が見えた。
21やすなの気持ち「どうして彼の姿が見えるか今ならわかる。あなたの愛を受けて輝く緑のように私もあなたの傍でゆれていたい・・・でも、あなたが幸せになるなら・・・」
22冷たいと思っていた人が寂しげな、生きる力を与えてくれるような演奏をして惹かれる。そのあとだんだん親しくなっていき本当のやすなを知っていく。
23フラレタアト。自分を守るため、もう傷つきたくないから。キミと壁を作って逃げ続けた。受け止めるなんていって、うそばっかりだ
24必死になって見舞いに来てくれたはずむと、それをみて複雑な顔をするとまりを受け入れるやすな
25お互い負けたくないと感じていたことがわかり、共感し仲良くなる

                                                              • -

差し替えられたエピソードは
①②④などのやすながはずむに対して積極的でキツい面は、女になったことが自分の所為だと感じたり、友達でいられることに喜んだりなど全て柔らかいものになっています。そのためはずむもやすなに対して物怖じせず、むしろ友達になれるよう働きかけたりしました。
③⑤などの男の子だったけど女の子になっちゃったし恋は出来ないと考えたり、男の子だったんだから女の子の服に抵抗があったりと、そういう面が強調されています。逆にアニメ版ではさほど気にしていなくて、女の子の服を着てみたり、気にするそぶりもあまり見せてません。
⑥やすなにビビッているせいか女の子になって不安なせいか、とまりにべったりでしたが、むしろやすなと仲良くなってとまりを不安にさせる場面が目立ちました。
⑦コミックスではやすなの症状である見えない症状を宇宙人たちの現状と明確にリンクさせてわかりやすくなっています。
⑧やすなが説明する部分にコミックス16話のエピソードを挿入。しかしアニメ版では⑳のはじめてはずむが見える部分を大幅に変更。音楽室からはずむを窓を見るとはずむが見えていました。そして21の惹かれていく部分もなく、「男の子のときからずっと好きだった。」と言い切ります。
⑨とまりのことを気にしたのでなく、自分がなぜキスできなかったか考えると子供のときのことを思い出していた。
⑩このどっちが好きかわからないということは言わない。
⑪コミックスではネタになっている明日太は、アニメ版ではずむにマジ惚れ?なエピソードに変更されました。
⑫あゆきのはずむ好き宣言が無いので、実はとまり好き・・・かと堀江さんに思われていたが、オーディオコメンタリーで却下。多分進行で便利に使われていた感のあるあゆきまで絡むとややこしくなるから言わせなかった?
⑬ここはみんなと一緒にすごす理由が、「はずむが見ているものを一緒に見たい」に変更。
⑭恋って何ですか?は神社ではなく最終話のアバンに使用。この段階では失いたくないという気持ちだけが先行していました。
⑮アニメでは(一応)仲良くなっているのであまり心配はしないです。でもキスの話を聞いて意識はしていましたけど。これ以降は内容がかなり変更されてますね。
⑯⑰はずむははしゃいでいて、むしろやすなが約束を守るために仲良くなりすぎないよう気を使っています。
⑱このあとアニメ版では修羅ったので無し。
⑲自分がはずむの負担になるからという理由であきらめようとする
22「寂しげな、けれど生きる力を与えてくれるフルートを吹く人。初恋の人」アバンでさらっとだけ語られます。
23コミックスでは水族館までやすなに対して距離を置いていたはずむだが、やすなに対して距離を置いていたのは自分が傷つきたくなかったからだと気づく。しかしアニメではそのようなそぶりがないので
24・25 3人が仲良しで一区切り

かな〜り先が怪しくなってきました。まだゴールが見えてませんが今日はここまで。明日?はアニメ版の重要な追加シーンだと思います。