かしまし13話2

今回ネタバレ成分はほとんど無いです。とりあえず今日のところは、本編と特典映像を見て思った感情をぶちまけようかなと。なので不快になる方もいるやも知れません。またあとで見ると意見が変わる可能性は非常にあります。
いちおう13話について一切の情報をカットしている人や、素直に楽しみたい人は見ないでください。

  • 本編

え、本編27分しかないの?
映像50分以上あるって何かで見ていたのでびっくりしました。
いや一時間でも見ている人を納得させるには足りないのに、まさか30分以下でやっちゃうとは。
かしましって、登場人物の内面を丁寧に丁寧に描くのが売りだと思っていたんですけど。今回いろいろすっとばして4ヵ月後。いろいろ取り巻く状況が変わった状態で始まって、そのあと思い出し口調で説明ってオイ!
おざなりにもほどがあるわ!
今まで直接見せなかった内面をほんと直で見せてきて、
あざといねん。
今回主役の二人。おまえら最悪や。駄目や。勝手にやってろ。ほんと見てる人無視で話勧めてからに。ぜったいこの結末を書くには時間が短すぎる。
(以降は冷静)
ただやすなの描き方は間違っていないと思います。ただ少し、もう少しラストを気をつけてほしかった。
今回の話はほんとDVD6巻の映像特典並みの脚本でした。なんだかこういう結末もあるよね的な。というかそう思うような描き方しかされてないんですもの。12話の皆が仲良く登校するシーン以降を切ってしまえば何の問題も無い結末だと思うんですよ。ただ、この結末に至るまでの過程が語られず結果のみ27分に集約されてしまっていた。この話では以前書いた記事のいう、12話で終わらせない演出を行ったとしても満足できなかったでしょう。
とりあえず言えることはショックです。ただ結末は予想どうりだったので素直に見れましたが。

  • インタビュー(中西伸彰監督)

OVAで13話が付くことも決まっていた。・・・(以下中略)・・・その中の選択肢として12話と13話が出来たんです。」
13話が付くことが決まっているならその中身はファンディスク程度にとどめるべきです。この内容は12話までで話自体は描けると思います。(ただそうすることで内面描写が削られ、凡作に仕上がる可能性はありますが。)
また効果的に13話を仕上げるなら、やはり12話で結末が出たようにすべきではなかったと思います。

  • オーディオコメンタリー

この三人のコメンタリーはやっぱりすごいですね。今回も内容についてはほぼ触れず。印象的なシーンになったら盛り上がる。他は雑談というスタイルは最後まで変わりませんでした。
このコメンタリー自体録ったのが昔らしく、なんだか微妙に納得がいっていないのかなぁなんて感じました。特にラストの感想なんて聞くと笑っちゃうぐらいぎくしゃくしてるんですもの

ラジオも終わったと言っていたので多分最近(といっても時間は経っていると思いますが)録ったのではと思います。
このインタビューでは三人がキャラの成長について少し触れられていたのですが、時期が空いたためか非常にしっかりした内容だったと思います。冷静というか。
特に堀江さんは(キャラを)落とし込んだな〜という印象を受けました。(以前から感じてましたが改めてね)
ということで非常に興味深かったものとなっています。

  • ポエムCD

特に何も。やすながとまりって呼んでたなぁっていうのと、やすなが落ち着いたのかなぁということと、やすなせつないよやすなって感じ

  • 特典を見てみる

桂遊生丸描き下ろしコミック24P
これだけは信じてほしい。高い買い物かもしれない。しかしこの24ページのために4000円払うだけの価値が、これにはあると。
ぶっちゃけ13話本編を見てもその稚拙さにハッピーエンドという感じがしなかった。これで終わるにはあまりにも投げやりだと。
しかし桂先生の描いたこのコミックで全て納得がいった。いや話の中身はもとより把握していた。それでも満足できなかったのは、ただきれいな着地点、自分の中での落としどころを探していたのだ。
不思議だ。
アニメの演出・演技・構成に惹かれたかしましが、特典のたった24ページの、一つのエピソードで完結するなんて。

今回のDVDはどちらかというとやすなファンが買うべきではないか?そんな思いに駆られた。
とまりのはずむに対する心情も丁寧に描かれていたとは思うが、全13話を通して一番上手く描けたのはやすなの内面の変化だろう。やすなの内面の集大成が13話の結論であり、そして24ページのコミックで一つの物語は終えたのだ。