神のみぞ知るセカイ


エピソードと作風が見事に攻略対象に依存している本作ですが、その実描きたいものはタイトル通り主人公の桂木桂馬です。
まるでゲームのようにインスタントに悩みを解決し、唇を奪っていく。最終回でもよりゲームに没頭する彼は本当に現実に対して何の興味もないのか。あれだけ現実世界に干渉しているのに?ツンデレを攻略後にも相手を心配し、アイドル攻略後に本気で取り組み、図書委員攻略後に自分と同じ価値観でなかったことに傷心し慰めるかのようにゲームに没頭する。
少年漫画らしい続けることを念頭においた設定はあるけれども、是非二期ではきちんと完結して欲しいですね。