俺の妹がこんなに可愛いわけがない


「中学生エロゲ所持」といったオタク界隈の時事ネタを取り上げることでカウンターカルチャー気味に描く、「妹と友人がいつのまにか仲良くなる」といった主人公視点と時間の変化によって描かれない部分でキャラクター間の関係や状況の変化が発生する一種の群像チックな要素、これらは恐らく原作の持つ魅力なのでしょう。
でも画面内いっぱいに広がる桐乃のキモ可愛さは間違いなくアニメ特有の面白さ。疎遠でよくわからない妹の隠していた姿がエピソードが進むごとに露になる。主観カメラとまるで3Dで組んだかのような室内・空間を意識したアクションなどなど、没入度が高い画面による桐乃感情の乗った芝居。
これが私がパッケージを買う理由。