『けいおん!』なんて比にならない、日常を描いた作品『ゆゆ式』を今こそアニメ化すべき、いやしてください

けいおん(アニメ)の日常性は、お茶をするシーンが代表的だ。ただ、そこで繰り広げられる内容は確実に各話タイトルに沿っており、物語が進むための、いわゆるフリとして機能している。
その点ひだまりスケッチ(アニメ)は、Bパートえんえん部屋の中で食事をしながらくだらない会話を繰り広げる。話題となるのはAパートの事件の振り返りであり、ゆのが寝ることで一日が終わる。そういう日常。だがAパートのイベント的ネタふりに沿う会話はとても意図的だ。そこで『ゆゆ式
この作品はきらら10月号(単行本3巻P77)を例にあげると、【カレーライス食べたい】から始まり【ラッキーおっぱい】に終わる。前の会話自体が次のフリになって会話をつなげていく。連想ゲーム。ブレスト。そんな作品。
重要なのはその連想にテーマや目的が存在しない事だ。いや目的は存在する。それは会話を途切らせないという意思。なんと由々しき事態!これこそ日常。
ちなみに日常アニメはもうすでにアニメで行われている、いやむしろそれを超えたと言っても過言ではないのがマリア様が見てるひだまりスケッチのオーディオコメンタリー。特に前者はイベント・ラジオ・オーディオコメンタリーによって声優とアニメのキャラとが渾然一体となった作品と言われていている。内容はお菓子を食べながらだべる、駄弁る、ダベル。これこそ完全な日常。
ゆゆ式って「あー」とか「えー?」とか「うーん」が異常に多いんだよね。うん、日常茶飯事だわ。