化物語が売れた理由を考えてみる
「化物語」 第1巻BD版が、2.9万枚売上げオリコン首位−多数店舗で品切れ。追加生産も@AV Watch
というように何故か非常に売れてしまった化物語。その理由を思いついた順に挙げてみます。
- 収録がエピソード単位。
- 特典がコレクター用品ではなく1.キャラクターが映像に対してコメントをするという形式のコメンタリー(原作者の書き下ろし)2.OPのフルヴァージョン3.エピソードの主要声優によるあとがきならぬあとがたり(実質オーディオコメンタリーもしくはインタビュー)といった実用的なもの。
- 涼宮ハルヒの憂鬱という大型タイトルがこけ、DVD購入リソースが流れた。
- 登場人物が全員欠点を抱えていて、傷ついた所を主人公が助けるというオタクにウケル美少女ゲームの構造。
- シャフト作品にしては異例の広告による事前アピールで注目度が高かった。
- 原作ファンの反感を買わない作り。加えて西尾維新書下ろし予告のおまけ付きで取り込んだ。
- 主人公が12話ずっと罵られる会話が新機軸だった。
- BDの限定版・通常版にDVDの限定版・通常版と購入時の選択肢が多かった。
- 残り三話がWEB配信だと高画質で保存できない。
- そういう商売の割にはTV版としては非常にきれいに終わり、反感が少なかった。
- エピソードが5編と豊富で山場がきっちりと用意されているため、シリーズ通して視聴していてもだれなかった。またエピソードが終わるごと、始まるごとに盛り上がった(話題になった)。それを助長する各種OPという仕掛けも上手く作用した。
他にも思いつけば随時追加していくつもりです。