ブラック・ラグーンを見た

全話見たけど後味悪すぎる。まぁバイオレンス作品は基本そう感じる。面白かったけど。海外で人気らしいけどやっぱウケるのはこのテイストかなぁと思いながら見てた。なんか萌アニメの粗製乱造なんか指摘されるの見るけど、海外にウケるジャパニメーションわーわーなんかもバイオレンスでハードボイルドテイストばかりなので、はた目から見ればアニメなんて同じなんだろうなぁと・・・。というか似かよったものばかりになるのは仕方がないと思っているので、萌アニメうんぬん言われるのを見ると、こういう「なんかわかんないけどカッケー」的な扱いを受けてるのをみていろいろ言いたくなる。ビバップ最高とかね。(いや面白いけど)
内容は女ガンマンがやたら強くて弾が当たらないというなんともゲンナリな内容だったけれど、日本の元サラリーマンが誘拐されたのを機に、様々な犯罪組織が暗躍する街で生活することを決め、そこで自分の今まで生きてきた道徳的なものとどう折り合いをつけるかがストーリーの骨子となっていて少し新鮮だった。レイアウトもBGMも決まっていたのでちゃちくなく、雰囲気も完成されていて非常にレベルの高い作品だったと思う。(調べると音楽のEDISONがおばけのホーリーをやってることに驚いた。)
面白かったけれど、西部劇とか任侠ものとかって自分に合わないので、けっこう見てて冷めていたのも事実。プライドとかで戦うのを見るとなんか馬鹿だなぁと。そんなものよりも偽善的、独善的なのが好き。あ、中二病だ。ちなみに主人公は後者なのでそこは気持ちいい。あんまり活躍しないけど。日本編なんか主人公の思想的にかなり面白かったけれど、ヤクザ描写が冗長すぎて(〜編は全部2、3話構成だけれど、最終エピソードの日本編は6話使った。まぁ単行本は知らないけれど)かなり疲れた。