夜桜四重奏


せっかく設定を整理し、主人公秋名とヒメとギンの元仲良しトリオが、ギンが操られ敵になることにより三人の関係がちぐはぐになり、そして唯一ギンを倒すことのできる秋名がどう決着をつけるかという展開にしたにもかかわらず、その決着の過程が全く理解できないというダメ脚本でした。この辺りは「紅」の真九郎に近いものがあるため花田脚本というより監督の松尾衡に原因がありそうです。
まぁどれだけダメだったか説明すると、それまでいくつもギンと衝突があった秋名が、最終話前半で戦う最中に結局倒せないと泣きべそ。そしてそのあと特に秋名にスポットがあたらず話が進み、後半でヒメがギンを追い詰めたところで秋名が止めを刺す!!!!
自分は原作既読です。単行本買ってるぐらいのふぁんではありますが、アニメとして設定変えたり、テーマを別に設定するのはいいと思います。なぜなら1クールや2クールという限られた時間で作品を作るわけですから、そしてメディアが異なるわけですから。でもそれが上手く機能していないとなると、原作ファンとしてはなぜ変えた!!!と言いたくなりますね。あ、とらドラ!もそうだったりして。でもアニメ夜桜が人気出てたかどうかは・・・
最終回でこけるっていうのはよく考えたら花田脚本の悪いところでもあったなぁ・・・
悪いことしか言ってないので最後によかったことを。
最終話大花火のエフェクトカッコ良かったです。本当に、マジで。あと夜中に町中桜吹雪が舞うのもかなりきれいでした。これはアニメでしかできないかも・・・