ef - a tale of melodies. 第11話

今回は泣かせに来てた。
屋上の告白のBGMが最高。いろんな意味で。ゲーム大好きなんだなぁ。大沼陣。自己否定を繰り返している人間を、戦うようなだんだん強くなるような、そしてちょっとチープなBGMでひたすら「あなたが好き」と連呼して励ますってーのは駄目だな。完全にツボだわ。完全にオタク狙い撃ち。

• • • • • • • • • • -

展開自体もefという物語がオムニバスのような恋愛物ではなく、優子という存在から始まる群像劇であることを強調するわかりやすいものになっている感じ。原作やってないのでその辺りは他の人のブログを読んでその差異から自分が感じただけだけど。そういう意味でミズキという主人公は物語の収束点であり、個性が死んでしまっている感じはする。自分の意志がはっきりしていて久瀬を助けるのではなく、今までの登場人物に支えられて頑張るというところ。でも大きな流れで見た場合にef2の収束具合は非常にいい出来だと思う。カタルシスたっぷりで。
ただあまりにも2期は収束させることに費やし過ぎて大事なものをないがしろにし過ぎていると思う。それは見るための、購入するためのモチベーションというか、やっぱり小さい山場を設けて感情移入しやすいようにしないと、離れていくよなぁということ。ただでさえefは演出的に尖った普通のアニメとは異なるというのに・・・これでは1期でついてこれは人をもう一度ふるいにかけてるみたい。
やりたいことはわかるし、非常に面白い試みであるし、実際自分は楽しめたのだけれど、もったいないなぁと。一年という期間がなく、連続して放送できていれば評価がかなり変わりそうだと思う。

• • • • • • • • • • • -

最終話の直前でおなじみのコンテ・演出・作監の宮崎修治。1期もそうだったけれど、アクの強さを情感的にも行えるのが強み。
しかしBパートの一期OPは浮いている。尺調整にしか見えなかった。
最後はef1期のBパートみたいになるのかなぁ。舞台のあいさつみたいな感じで。そしてゲームのアレンジバージョンが流れるんだ。あかんストーリー上の山が予想できない。夕の想いみたいなのを掘り下げて終わりな気もするけれど。そうすると優子と夕の対面で終わるのかな。一期最後見たく