夏目友人帳 第06話

驚くほどハイレベルの脚本だった。もしくは原作。
今までずっと描いていた自分だけが妖怪を見えることによる悩み。自分の身を妖怪に置くのか、人間に置くのかという悩み。
顔を隠した女性の妖怪と触れ合い、自分の身が危険になる場所と知りつつも情がわいたから、友人のためにと願いをかなえようとする。(今までは結果的に危険になっただけ)
昔助けてもらった男の人に会いたいという妖怪に、一日だけ人間になれる浴衣を渡す。
やさしいものは好きと抱きいた妖怪は、手をつないでもいい?と言われ、手をつないだ夏目のもとを去り、夏祭りに向かった。
後日、男の人に会い、夏祭りで人に合わなかったかと尋ねると写真を見せてもらう。そこには気恥ずかしそうな顔の女性と男の2ショット。静かに涙を流し、僕も好きだよ、やさしいのも、惹かれあう何かを求めて懸命に生きる心が好きだよ。

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今までの変な生き物でなく、顔を隠した美女という、生々しい部分が見えるのが最高にいい。