「紅」


非常に面白かったです。三人が同時に言い争い、過剰ともとれる熱い感情をぶつけ合ったり、吐息だったり。プレスコによる演技を楽しむアニメでした。その上で作画方面でも気合が入っていました。いや入りすぎていました。
前半視聴者の興味を持たせるための紫のこういった1シーンのために、硬派な終わり方をした最終回に、視聴者の大半が微妙な感想となったのかもしれません。
しかし最後まで演技の質は落ちませんでしたし、ミュージカルが6話という半分の回で、以降の展開は全て最終回に向かっていることを考えると魅せるシーンに過不足があるとは思えません。やっぱりこの1シーンがインパクトでかいんでしょうねぇ。自分もびっくりしましたから。
BGMは村松健によるピアノオンリー。なかなかシーンに合わせた感情の起伏の激しい、情感あふれるものは聴き応えがあります。今期BGMではダントツの質です。