マクロスF 第01話

OPの真綾さんの歌が脳内リフレインで困ります。転調が激しいのが好きです。A→BもB→サビも最高。
あとプレ放送に比べて圧倒的によくなってます。ある1シーンの挿入で演出脚本の意図や印象ががらっと変わる見本のような変化です。一気に期待度が増しました。

プレ時から気に入っていたシーン。それまでの飛行シーンのBGM、雲から急に現れたスクリーンに写るアイドルの歌の轟音がかぶせてかかる。
このくだりって映画冒頭やゲームのCGでよく使われたりするんですけれど、放送アニメではあんまり見ない気もします。

こういった近未来ちっくな技術を見せつつも、娘娘のCMや学園シーン、ナンパといった今の人間とそんなに変わらないといった事を出しているんだなぁと。



ライブが大幅に変更されていて嬉しかったです。というよりもこれだけ見れたら満足です。おそらく当分ないと思いますがこのシーンをまた見るためだけでも見る価値あります。
衣装は投影でチェンジする仕組みで、その際霧のようにちっていったり、歌手の周囲を投影スクリーンでいろいろな角度を移したりとCGをフルに利用したこのシーンはFF10や10-2といったゲームの影響をモロに受けてる気がします。こういったメディア間の相互干渉は非常に好ましいです。音楽のリズムに合わせためまぐるしいカメラワークもアニメならではのスピーディーなもので、特にサビ前のA→Bの変わる部分。Bメロはビート刻んでいるんですけれど、Aメロ後半に早いカットの入れ替えでビートを刻んでます。力強いシェリルのアップは鳥肌もの。

追加シーン
これによってマクロスF第1話は内容的にも面白いなと感じました。
プレだとシェリルとアルトのハプニングがないため、シェリルのライブの存在意義や逃げ出すシェリルに怒りを表すアルトのシーンに置いてきぼりを食らいました。その結果ストーリー的に突飛で深みのない、詰め合わせただけのものといった感覚になりました。
しかしこのハプニング、アルトがシェリルの邪魔をしてしまったが、それがさも決められたことのようにこなすシェリル。加えてアルトはシェリルと同じ視点で観客を見ることで彼女のすごさを目の当たりにする。
これがあって初めて先に逃げ出すことに対し、失望し、怒りを表せると思います。(もしくはもともと大ファンとかでもいいんですけれど)。
もうひとつ裏を読むなら、これだけ凄いことができるなら観客をどうにかすることができるという期待と、自分にもそんな力があったらなぁという想いでバルキリー搭乗シーンが活きます。
また、「歌にみんなを導く力がある」という事をアルト視点で認めさせることで、シェリル自身の展開も活きると思います。

このあたりというか戦闘全部が基本的に見にくいです。なにやってるのかいまいちわからない。CGの使い方がゲームのようといってもゲームほどお金も時間もかけれないため、どんなに頑張っても限界があります。見せ方は工夫しているんですけれどね。

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というわけで戦闘パート以外は概ね満足しています。あとは見せ場のライブシーンがどれだけ見れるかといったところです。シェリルがらみも圧倒的に楽しみになりました。戦闘は・・・どうなるか未知数ということで。