バンブーブレード


外山&岩佐の妹、弟が入部+コジロー復活で円満な部に、という神がかり的な展開は倉田英之らしいなぁと(この神がかりは神の手の平の意、安易な神展開とかいう言葉じゃないことに注意)。らしいとは思いつつももう少し泥臭くてもいいんじゃないかとも思ったり。
オリジナルエピソードは原作が残した’部としてのあり方’という問題部分をきっちりと見据えた非常にできのいいエピソードだったと思います。納め方に対してはいろいろ思うところもありますが、なんだかそれっていつもの倉田脚本に感じることだなぁと思い、自分でちょっと笑ってしまいましたが。でもさりげない描写やエピソード部分で(特にキリノ)十分倉田さんの味が生きていたので満足しました。剣道シーンは後半かなりこなれた感じがして見ごたえもあったと思います。
音楽は日常音楽よりも後半の緊迫した剣道シーンのあんまり使われない楽器の音楽がかなりツボで、サントラとしては2が買いたいという珍しい衝動にかられました。