シャイナダルク1巻

魔王復活、しかし伝承にあるような行為は一切せず、ただ魔王の島シャイナダルクで過ごすだけであった。
伝承、史実、おとぎ話のなかであってもすべて勇者に倒される魔王。今回新たに魔王伝説に書き込まれた項目「淫獣魔王記」「エロ魔王」のため、島に1000人の妙齢の女性たちが生贄として、また大陸の東西から二人の姫が謁見として訪れていた。
「世界を破壊する気もない、平和を望む、だから貴方たちがいる意味もない、帰れ」
しかし生贄として送られた者たちにとってそれは非常に残酷なものだった。魔王の島にいる理由を失い、元の生活も失い、無気力になっていく人々。
自らが望んだことではないとはいえ、自分の存在が人々の運命を狂わせた魔王は謝罪と共にある一つの宣言をする。

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1巻収録、第一章のおおまかなあらすじです。ちょうど序章に当たる部分が1巻に相当するので面白そうだという方はぜひ。
エロ魔王とか二人の姫とか、なんだかエロゲ臭のする設定ですが、章だてた構成や世界観の説明に適した話の作りはよくできています。流石まほろまてぃっく原案の人といったところかと。電撃らしい絵やギャグで人を選ぶと思いますが、読みやすいし展開も面白くなりそうです。
あとがきの「一過性の娯楽とストーリー性を持つドラマの両立」あぁやっぱりまほろまてぃっくの人だなぁ再確認しました。
追記、登場人物がほとんどといっていいほど巨乳なのはなぜなのか。あれだけまほろでは貧乳キャラが多かったのに。
追記の追記、アニメ化しても見やすそうだなぁと思う。そこそこ面白くなりそう。1クールでまとめやすそうで。