せっかくタグつけなおしたのに遅れてるわな


この表情をただ嬉しそうととるにはあまりに切ない。加えてeufoniusの楽しいメロディー。というかユーフォのあの感じの音楽は不安になります。

はしゃぎすぎて息を切らす風子

8話ラストであれだけの演出にもかかわらず忘れてしまう古川母

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Aパートでせっかくどんなにがんばってもあっさりと忘れてしまう無情さに感心したんですけど、あっさりと取り戻すのは演出的にもったいないなぁと思ったのは私だけなんでしょうか?

「一緒に結婚式までいましょう」
「はい」
この表情をただ嬉しそうととるにはあまりに切ない。
たとえ今思い出してもらったとしても結婚式のあとの別れに・・・

「だれよりも大きな声で見送ってやろう、なぁ風子」
「はいっ」
おそらく三人で過ごせる最後の楽しいひと時

結婚式に来てくれたのは一緒にがんばってくれた二人だけ。それでも一緒にがんばってくれた二人のおかげで結婚式も開かれた、来てくれた。十分嬉しかった。
みんなに無視され、忘れられていたと思った。けれどそんなみんながいつの間にか集まってくれていた
「お前の想い、ちゃんと届いた、みんなに残ってたんだ。よかったな」

「はい」

「岡崎さんと渚さんと出会ってから、いつも楽しい場所に引っ張って行ってくれて、毎日がお祭りみたいで、本当に楽しかったです。ありがとうございました。」

「お姉ちゃん、結婚おめでとう」

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風子の望みって、姉に付いて回っていた人見知りの自分を変えることだったんだと思います。
そう決心した日に交通事故に合ってしまい、意識を取り戻さないという状況ですし。
だから「お姉ちゃん結婚おめでとう」というのは、姉からの独立という意味合いが強いんだと思います。自分の力で生徒を集めるというのも、また忘れられ、自分にはやっぱり無理だってことも、しかし皆が結局来てくれたということもすべては風子の成長エピソードなのではと思いました。

おそらくこのカットのための風子エピソードだったのかなぁと。渚と岡崎という学校からみると浮いた存在である二人を馴染ませるためというか、溶け込ませるというか。
無意識のうちに風子という存在で学校内をまとめたのかもしれません。
基本的に渚と岡崎は風子よりも劣っていて、風子に引っ張られて成長したのかもなぁとも思いました。いや一緒に成長したのかもしれませんが。

「もしよろしければ、風子のお友達になってください」

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だからこそ、今度は風子は自分のために友達を作ろうとするんじゃないかと思います。もちろん岡崎&渚&風子は友達ということは三人一緒にいるときの楽しそうな姿を見ると疑いようのない事実なんですけれど。
でもあえて言わせたのはそういうことなんじゃないかなぁと、見直すと思いました。