MIND ASSASSHIN

MIND ASSASSIN 4 (ジャンプコミックス)

MIND ASSASSIN 4 (ジャンプコミックス)

入れようかどうかかなり悩みましたがいれてしまうま。いや、しまいま。・・・しました。(火星物語)明稜帝梧桐勢十郎とどちらにしようか迷いましたが結局こっちに。
町医者の主人公のもう一つの顔は相手の精神を壊すという能力を持つマインドアサシンだった。
人を殺すための能力を、どうにかして人を助けるために使おうとする主人公だが・・・
どうしても忘れたい記憶を消してあげるという事を行っているが、たとえ記憶を消したとしても問題が解決したわけでなく、結局問題を起こすの人の精神を壊すことでしか解決できないという事に登場人物や読者はジレンマを感じる作品。
1〜3巻までは週刊で連載されていて、診療所に相談してくる人の悩みを聞くというパターンで話が進み、一応の完結をしました。その後月刊で連載され、増刊にも載るという不定期な連載となりました。
4巻は診療所二編と過去の話・外国での話が収録されていてお薦めは31話「異国の雪降る町」
記憶を消しても助けることが出来なかった主人公。せめてもと犯人の精神を壊すが自分の所為だと深く悲しむ。被害者の友人は主人公を慰める。
次の日町のクリスマスマーケットの帰り際、主人公が記憶を消しますかと問うが、「辛くて駄目だと思ったけれども先生といたときは大丈夫だったから覚えていたい」と拒む。
主人公を慰めるときは大雨が
主人公と一緒にクリスマスマーケットを歩いているときは暖かいライトと白い雪が
主人公と別れる直前、駅の椅子に座ると一陣の風と雪が
友人の心情が全て背景で説明するという美しい表現手法がすばらしいの一言。
この話で十分わかると思いますが、他の話を読んで主人公が自分の力に悩んでいることをわかった上で読むと、より面白いかもしれません。