ラブライブ!


架空アイドルを描いてきた作品は数あれど、1話でも1年でもない、1クールという短い期間を全力で走りきったのがラブライブ!だろう。
リズムを取る・歌うといった身体感覚で話が動き出し、吹きすさぶ風や斜光といった自然現象が画面を彩る。
【廃校を防ぐためにスクールアイドルを目指す】冗談のように目的が生まれ、当然のように失われる。大切な事はなぜそれを選んだのか。毎話繰り返された完璧で異質なCGダンスと、軽く上気した西田亜沙子の表情のライブは、彼女たちの生き様であり画面を通して証明し続けた。