CANAAN 第08話 〜言葉数が少ない映像〜

脚本のアウトラインは好きではないけれど、今回の話数はテーマが面白かった。
今まで共感覚で物事をとらえていたが、その能力がなくなったカナン・なんでも「すごい」が口癖の説明が足りない感覚だけで話すマリア・しゃべると超音波になるため話せないハッコーの三人が原因の場所へと向かう。
言葉数の少ないシーンが続いたのだけれど、最後にうるさいユンユンというのがまたよく出来ている。
ちなみにこのキャラ配置は今回の話数だけでない、ちゃんと伏線が張られている。段取りといった方が正しいかもしれないけれど。第一話からアイドルのライブの挿入歌、タクシーのラジオ、ユンユンによる暗殺計画のカラオケ、テロ会場のコンサートなどなど。
能力がなくなって不安がるカナンと励ますマリアが路上ライブでハッコーと出会う。目的地へと向かう男二人のガンダーラといいやりすぎだろうと思わなくもないけれど。