青い花 第7話 〜ビジュアルと声優と〜

しなこ≒しまこ
杉本4姉妹のお披露目会は声オタ的に楽しいものだった
まずこういう百合ものにはお金持ちが出てくるのが常だったけれど、杉本家が家政婦を雇ったり、運転手付きだったりと、マリア様がみてるの祥子さまばりのお金持ちだった。
そうして出てくる杉本長女の声が能登麻美子であり、マリア様がみてる志摩子さんを想像しているときの名乗りが「しなこ」というのは出来過ぎている。(正直しまこに聞こえた)ビジュアル的にツリ目というのが優しい声のギャップにインパクトがあった。
三女のくりさんのねちっこいいやらしい声は中原麻衣、次女のかずさは福井裕佳梨といつもどおり柔らかい声、と姉妹の中で違和感のある中原麻衣の三女が、四女告白の後の会話の手綱を握るところの的確さ。
その後部屋での会話、長女の下から上への縦パンでキツネ目で見せながら優しく諭す能登真美子だったけれど、「そこで一人で反省しなさい」と厳しく言った時のツリ目の力といったらもう様々なギャップにぞくぞくした。
たばこ→マージャン→下世話な話という会話の流れで、お金持ちの四姉妹というマリア様がみてるを知らなくても華やかな状況と想像できるものをここまで徹底的に壊さなくてもと思うけれどそれが志村貴子クオリティー
次女は三女の「後ろめたいの?」との辺りや先生を短い期間しかやってないことからも演劇の顧問かっさらったなと予想できる。それを天然ボイスの福井裕佳梨にやらせているのだから。なんだかもう全て的確な配役だわ。