ハローグッバイをようやく読んだ

これを読むとマリア様が終わってしまいそうでなかなか読めなかったのだけれど、とうとう読んでしまった。
とてもさらっとした卒業式で、別れもその後も全然湿っぽくない非常にさわやかな完結だった。そのせいか巻末に「了」とあってギャップに寂しくなってしまった。
相変わらずさらっとした描写に様々な感情を載せる文章を書く人だなぁと。そこが多くの人に愛されるんだろうな。細かく規定されてない分(自分の都合のいいように)想像できるから、キャラクターへの思い入れが他作品と比べ物にならないぐらい深くなる。もう脳内で声優さんのセリフのテンポで再生されてるからね、常に。
由乃がもう本当に最後まで由乃でびっくりした。黄薔薇まっしぐら。あぁもう彼女のダメなところダメなところ全部自分に当てはまって見てられない。菜々は謎っぷりに拍車がかかったけれど、そこまた江利子さまっぽくてにやり。今後に期待。