『ワンパンマン』OP「THE HERO !! 〜怒れる拳に火をつけろ〜」


どんな能力かわからないけれどとにかく見た目が強そうな敵を、見た目ラッキーマンがひたすらワンパンで沈めて燃える映像。
自然現象含めて強大さを見せつけるロングショットと、ヒーローの力強さを見せつけるフルショット。それらをきちんと描く作画力が凄まじい。

『ルパン三世』PART IV OP「THEME FROM LUPIN III 2015」


レイヤーで焦点を変えることによる、3D空間を超えた立体視の映像。テーマパークの体験型スクリーン、ニンテンドー3DSシネコンの3Dや4Dときて、とうとうTVアニメにもこの波がきたのかも。
それはそれとして、四角い車からCGカーで不信感を与えるも、軽やかに丸い車に切り替えて落ち着いた映像になるのはお洒落だし、痛快。

『ランス・アンド・マスクス』OP「Light for Knight」


箱の中のドレスを来た幼女が羽の生えた自分?に連れられて飛び出す、それだけで絵になる映像。
箱の壁が花だったり模様だったり、空間を満たす点描と抽象的な映像でいろいろと想像できる。そこまでいろいろ考えたくなる、興味や関心の惹き方が抜群。

『ヘヴィーオブジェクト』ED「ディアブレイブ」


メカをはじめ青を基調とした無骨さに、儚げな金髪少女のコントラストが美しい映像。
柔らかい歌や水彩タッチの絵に対し。力強いクレジット、キャラクターの線や意匠の青で映像を引き締める。強さというのはどこで産まれるのだろうとか。

『ハイキュー!! セカンドシーズン』OP「アイム・ア・ビリーバー」


ラン、アップ、練習、筋トレ、練習試合、休憩、整列と一連の流れで成長が見える映像。
ブロックやフライング、スパイクといったアクションが印象的で、人間の手足の可能性を感じさせつつ、体幹や踏みしめといった動作を支える部分が彼らの自信に繋がる。

『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』OP「talking」


一組の男女がワンピースの女性に振り回される姿をロトスコープにした映像。
映像ディレクターにPerfumeのミュージックビデオでお馴染みの関和亮ロトスコープアニメーションディレクターに橋本三郎とノイタミナにしかできない組み合わせで、彼らの映像を調べることで新しい扉を開いてくれる。
実写のダンスから情報を削ぎ落としたクロッキー調の線は、躍動感を引き立てており、歌がなくてもバレエとして完成している。