2015年アニメ3選

2015年にアニメを観て、心躍ったトピックから作品を選びました。
作品数については特に定めず、適宜追加していく予定です。


アクションパートになるとまるで別作品のような映像になる作品は数あれど、ここまで露骨だとやはりインパクトがありました。
アクション監修は向田隆。アクの強い『天元突破グレンラガン』でも一際目立った作画をされていましたが、その力が遺憾なく発揮されていたように思います。
また、アクション監修が4話まで連続しているというのが抜群に上手く、中盤から後半にかけてダレた画面が続きましたが、次こそはと期待し、最終回まで付き合ってしまいました。


ED前に出てくるサブタイトルは、その話の主題やモチーフが短いフレーズで纏まっており、毎回唸らされました。
特に最終話の前の話数でサブタイトルに特殊な処理が施された「雪」ですが、シリーズ通して描かれた"水"と"指"を組み合わせた漢字であり、"冬"の季語でもあるこの言葉は、一年を通して出会いと別れを描く本作の"終わり"を見事に表現していました。


2期はキャラクターの個別エピソードが中心で、攻略されるヒロインではなく恋する乙女といった印象を受けました。
サブタイトル周りのデザインは綺羅びやかで、芝居がとにかく可愛く、私服からも気合が伝わってきます。
OPの最後から繋がる提供バックという仕掛けも遊び心があり、作品の雰囲気作りはこういった細部によるのだと感じました。