フォトカノ


深夜アニメを観ているからといって、美少女を観たいわけではない。そんな視聴者の想いに応えてくれた作品。
写真部に入部した主人公は、女の子たちを撮れば、風景も撮る。咲いている花に等しく料理を並べていく。対象にこだわらず、漠然とした欲望を形にして残していくだけのその行為が、一つに収束していく様子が視聴者と重なる。
アニメを観るという行為、そこから何を汲み取り、どう形を変えるか。これからも考えて行きたい。