2013春アニメアニソンメモ〜OP編〜


メインヒロインのファーストカットが魚眼レンズというのが象徴的で、次々に切り替わるカットがどれもインパクトある。
大量の写真が舞う中、回りこむようにして彼女達を捉えようとするカメラワークの先に思いを馳せる。


CG処理された書割の滑らかな擬似3Dにまず引き込まれる。以降綺羅びやかな背景模様に目を奪われそうになるが、競うようにしてキャラクター達が効果的なアクションを繋げていく。補色・反対色とまるで互いを意識し合ったような構成に、興奮せざるを得ない。


様々なキャラクターのかっこ良い描写が並ぶも、主人公の二人組が軒並みヘタレ可愛いという異色のOP。
まばらに発光した天体と、露骨に発光するようにキャラクターに挟まれ、影を落とした二人は何処を目指すのか。


たとえ原作漫画家が超高速の立体軌道アクションを脳内に描き、アニメが再現してくれたとしても、巨人・壁・表情・行動・空の高速フラッシュバックと、モンタージュ効果によって想起する感情に及ぶべくもない。


音楽に合わせて丁寧に、しかし舞い散る紅葉や炎で荒々しく編集された物語。
払い、見つめ、踏みしめるといった動作を一つ一つ確認していく。そこから放たれる一撃は絶大。


サブタイトルでお水、以上。


書割アニメ、ハンディカメラ、アクション繋ぎ、SDキャラ、主観カメラ、ダンス、濃密背景、デザイン背景、イメージ背景、モチーフ背景。これだけ魅力を詰め込まれると逃げようもない。諦めましょう。