ToLOVEるダークネス


ダークネスは美少女ゲーム化が進んだ作品だ。それはラッキースケベという饗宴、つまり偶発かつ断絶的なエロ描写のためにほぼ進展しなかった関係性を、若いサキュバスが適切にコントロールしていく事で進展させる。
そんなゲーム思考の構成のためにあてがわれた狂言回しだが、彼女は狂おしいほど人間的だった。幼さ故に無邪気に、しかし様々な愛を知ることで気恥ずかしさが芽生え、その饗宴に加わる。