2012春アニメアニソンメモ〜ED編〜
コンテ長濱博史のシルエットが美しいフィルム。
街並み、ベンチの後ろ姿、影、部屋と徹底した背景描写が、ラストの4人の顔を引き立たせる。
無表情な女性の背景が実に多彩。
ボーリング場を舞台にしたボールやレーン、得点板といったギミックを、曲調となじませるための雰囲気作りが抜群。
冒頭の鳥から音楽と微妙にずらし気味のリピートアクションが面白い。
ベタ合わせなんて恥ずかしい、そんな青臭さが見えるような。でも欠損ヒーローな熱さは持ち合わせているというような。
- これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド
全てのヒロインのキス顔を味わえる贅沢な映像カッコ作画いまいち。
キス顔って目をつむって唇をつき出すちょっと間抜けな感じで概ね共通している。だから大事なのは、ぐっとくるのは、やっぱりそれまでのリアクションと差。
地球の上を少年(兄弟)が走り、月の上を青年(兄弟)が走る。
書割り、飛び出す絵本のような背景の中を無邪気に跳ねまわる姿は逐一可愛らしい。
- あっちこっち
今季のちびキャラED補充映像。ペットボトル人形のCGグラフィックがメインの映像は、ここまで可愛くなったのかと驚かされる。
点描や矢印、猫やキャラクターのアイコンといった記号化された映像群。ふいに挿入される濃密な告白、手つなぎの描写は、好きといえないと謳いつつ全く逃げてない。
口を開けっ放しで、目をぱっちりと開けた笑顔の3人が、視聴者に目線を向けて踊り続ける映像。
怪物王女や聖痕のクェイサーから続く狂気の高橋丈夫EDのオマージュとおもいきや最近目パチやリップシンクと修正された。
真相はわからないが、視聴者の怖いという反響に作りなおしたと考えると、この映像を【可愛いもの】として認識していたのかもしれない川崎逸朗監督の天然っぷりを垣間見たとか何とか。
