2012冬アニメアニソンメモ〜OP編〜

遅れたのは月火フェニックスOPを待ってたからですよ?


オープニングディレクター高津幸央、制作ポイント・ピクチャーズによるビジュアルエフェクト満載の映像。止まらないダイナミックな撮影の動きに加えて、作画でも動かしてきた事に驚く。炎と白黒のカラーリングの中に浮かぶ青い瞳や赤い唇といったポイントが印象的。


同制作、テロップが手書きだったり、コマを抜いた動作であったり、とより作画的な映像になっている。包まれるイメージとレイヤーを別にして踊り続ける庇護欲をそそる映像。


長井龍雪監督による8ミリフィルム第ニ弾。第一弾は言わずもがな。
8ミリ処理に加えてモノクロ処理も用いており、現実との距離をとり続けているのが面白い。


球体・光・伸びる線と掴み取りたくなるような映像の奔流。とりあえずみんなドヤ顔で素晴らしい。尻揺れ乳揺れとか天才。


鈴木利正監督の世界変革映像。キャラクター内部に蠢き続ける文様が解放されるこのシーン。


テロップの表示やキャラクターの配色に配置といったデザイン特化された部分がカッコイイ。


子供が逃げだす姿は辛いね。ましてやそれが自分の昔の姿だったら。そして今はこんなに仲間に囲まれてるという。情緒クリティカル映像怖い。


世の中のキャラクター紹介OPは数あれど、これほどキャラクターの魅力の詰まった映像はないのではないだろうか。それはキャラクターのキマった要素の抽出ではなく、ダメな点を含めたありのままの姿を捉えているからだ。
というのは建前で繰り返しのリズムとコミカルな作画が圧倒的に巧い。


イントロからしてイメージボードという切り取られた世界でカットを積んでいくのが印象的。以降も蝕む結晶や黒いや赤といった不吉な映像ほど動き、そうでないものは静止する。最悪の結末に向かって、音楽に乗せて加速するような早い映像の積み方が気持ちいい。