2010冬アニメアニソンメモ+

左に歩いたら次のカットで右に歩く。左へ右へと揺れる動きがかわいらしさを演出している。それはりょーちもらしいバトルでも炸裂していて上手い。

限られた動画枚数をうまく使った音楽のリズムに合わせた動きが素晴らしい。そして冒頭の前転+カメラ回転でシチュエーション変更、タイトルイン、イントロ終了というテクニカルかつ鮮やかなカット変更が素敵。

お得意の空を飛ぶシリーズ。飛行機とか庵野秀明は好きなのかなって毎回思う。冒頭の草原+空のパースの付いた空間で二人きりというシチュエーションが好き。高い所から飛び降りる動きを下方向から捉えるカットは、ナディアの第1話でやった気がする。たしか鉄塔から悪漢を踏みつけるみたいな。

  • REC OP

2006年だからすでに新房監督とがっつり絡んでるシャフト制作の中村隆太郎監督作品。シャフトでキャラの仕草でカットを積むOPが実に新鮮。色彩の特殊さ・自由さや光の効果のさりげなさと本当にいい仕事をすると思う。ヘップバーンのパロはヒロインが声優を目指すきっかけだったから。アニメは恩田赤が本気で可愛くて困る。そして第1話でお持ち帰り&そのまま同棲とか主人公が羨ましすぎる。

3話は白黒、話が進むごとにノイズが入っていって最終回手前でフィルムが飛ぶ。そして最終話フルカラーに。龍輪直征・宮本幸裕がオープニングディレクター。エログロのグロだったりお釈迦だったり登場キャラのダンスだったり首吊りだったりと一期のOPの踏襲具合が実に宮本幸裕的。

上→註→下とだんだん酷くなっていく劇団イヌカレー初参加のMADOP。ちなみに上は2008アニソンでリンクを張っている。個人的には註が一番カオスと元の動画とのバランスが取れてると思う。MADスキル的な意味で。ちなみに下はほとんどオリジナル。犬カレーの仕事を見ると天才っているんだなって思う。手法として確立しているのは想像出来るのだけれど感性された映像を見ると思いつけない。

エログロときて次はなんなのか。ナンセンス?カルト?どっちの視点でも楽しめそう。

上は恐らく化物語の関係上ほとんどいじれなかったのを不満に思ったのか3分のフルバージョン。前半MADと後半オリジナルというようにテイストをがらっと変えている。まぁそんな細かいことは置いといて序盤のパンツからのビームのインパクトがすごすぎる。そして反撃せよからの後半天に向かってのビームが素晴らしい。

おそらく尾石達也の一つの完成形。原色の背景にデザインテロップでカットを積んでいく手法の極地。化物語の字幕はこれ。

  • シャイナ・ダルク ミュージッククリップ 「Whereabouts」

ディレクターはひだまりスケッチ×☆☆☆EDも手がけた鈴木利正。この人のCGを使ったレイヤー構造は独特で好き。