バカとテストと召喚獣 第04話 〜新房監督と大沼監督は同じ映像でもベクトルは逆〜

今までも舞台の演劇テイストではあるけれど今回は特に感じた。というのも舞台特有の平面に見える奥行きを使った演出やセットを使った心情の表現など画面作りに直接的な意味をもたせているからだろう。
新房監督だったら敢えて外すところを恥ずかしげもなくやるのが大沼監督らしい。
点描のトーンをかけたベタ塗りの背景の雰囲気が非常に良かった。最後の夕焼け、キャラクターにパンでカメラが寄る度に日が沈む演出がカッコいい。その後作られる画面も美しかった。
惜しげもなく化物語でも用いた演出を差し込んでいて、ここまで開き直るとカッコ良いなと。