とある科学の超電磁砲 第11話 〜フラッシュバックと黒駒とモノローグ〜

最近だと会話の間、シーンの間として意味なく化物語という作品では黒駒を差し込んでいたけれど、とある科学の超電磁砲は正統派の演出で実に効果的に使用してきた。もうベタなんだけど、子どもたちとの思い出として過去のエピソードを連続して回想するシーン。エピソードごとにモノローグと黒駒がはさまって時間の跳躍と感情のリズムが伝わってきてよかった。風呂で仲良くなったあとは戸惑いがなくなって黒駒を挟むことなく次々に回想していくのがまた良い。
この回想シーン、実はレイアウトとかコマ割り的に割と特殊というか平凡な感じではなくて、子どもたちとの楽しい時間にもかかわらず、嫌な予感というか、どこか緊迫感を感じるようになっていて、感情のリズムがを作っていてうまいなぁと。
Aパートで悪役として描かれてきた木山春生、過去の回想で子供の声で「木山先生!」と楽しそうな声で呼ばれて終了。サブタイトル「木山せんせい」がいつもの鮮やかなオレンジと白で描かれていてジンときた。
とある科学の超電磁砲 第06話 〜あまり力を入れてみてなくても、何か感じれるように作られていると上手いと思う〜
この時もサブタイトルの入るタイミングが秀逸と書いたけれど、絵コンテ:二瓶勇一と同じ人だったのでメモ。