君に届け 第02話 〜時代背景を写したようなベタな少女漫画〜

くっついたように見えてすれ違う。両想いだけれど結ばれない。そして障害が次々と現れては男が女を守る。
なんというベタな少女漫画!!
一時期は強い女性像が流行っていて、男をリードもしくは振り回すというのがウケていたような気がするけれど、今話題の君に届けはいじめがより生々しく、いじめに対して自分が悪いというような自己犠牲の塊のような主人公像で納得。さわやかな男が守ってくれるというのも非常にらしい。(ちなみに今ではもう女性の社会進出は当たり前なので強い女性の作品は定着した)
しかも女性は本当は美人で性格もいいのだけれど、雰囲気や態度で周囲に誤解を与えてしまっているというのはあざとい。そういうのを主人公像として取り入れるのはよくあるけれど、フィーチャーして話を回すのはやりすぎなんじゃないかと。
と頭ではわかっていても、席替えで自分の親切を無碍にされる→好きな人が集まってくれて自分の親切を受け入れてくれるというのを見て感極まってしまう。