化物語 第02話 〜危ういバランス〜

普通の視聴者にとって実写は違和感の要因となるけれど、Bパートのトラウマシーンで多用されていてなかなか厳しいものになっていた。その分Aパートでひたすらエロに特化してバランスをとっているように感じた。Aパート背景の新聞紙はBパートの緩衝剤にもなったんじゃないかなと。最終的に原作にはでない妹2人が癒しとして出てくることは必然だった気がする。
新房監督がこれだけシリアスな雰囲気で作ったのは月詠以来か。やってることはかなり視聴者を突き放してるような気がするけれど、世間的に拒否感があまり見られないのは今までのシャフト作品の積み重ねだろうなぁと。
シンメトリーな配置とか、顔アップなど、実写や文字の使い方に一期絶望先生OPらしさを感じたのだけれど、エンディングクレジットには尾石達也の名前がなかったのが意外だった。ひたぎ断面図は南澤十八ぽいけどw
Aパートのかけあいのテンポはもっと上げてもいいはず。今回Aパート普通に笑ってしまった。やっぱり映像であってもセリフのテンポや感情が根本のところでは一番重要なのかもしれない。

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OPはネギま!?のモノトーン調+CGにOADネギまのテロップだけといった感じで、完全にネギまの仕事だった。モチーフにホッチキスを多用していたけれど、ビジュアル的に蟹のハサミの類似性に興奮した。想いを綴じる(とじる)にかかりつつ、レールに沿って連続的とじられる様は綴る(つづる)にかかっているのかな。EDも透明感があって気持ちいい。やっぱり本編にかかってそのままエンディングテロップに続くのは気持ちいい。最終回っぽい。

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パロの固有名詞はアニプレックスが厳しいらしく徹底的に排除の方向らしい。一話のハガレン錬成ネタはアニプレックスだからOKだったのか?そのレベルでないとOKが出ないのは厳しいなと思う。でも化物語ひたぎクラブはそうでも、ほかのエピソードは会話の妙で面白さを出していたので気にならないかも。