喰霊-零- 第03話

喰霊の面白さは引きといっても過言じゃない。引きの面白さはマクロスFに通じるものがある。EDへの入り方がカッコ良すぎる。本能に訴えかける分衝動的にDVDを買いたくなった。限定版は2話収録?定価で約7000円。うーむ高い。ただ監督あおきえい×脚本高山カツヒコのオーディオコメンタリーは聞きた過ぎる
このまま24分×12(?)話という構成を見越して練られた展開になりそう。一話ごとのタイトルどおりの話作りも秀逸。正直今期で一番面白い。このままうまく作ってくれるなら1クール?アニメとして90点以上と言えるかも。まだそう結論付けるのは早いか。efも去年このあたりで購入を迷った記憶が。その後も面白かった、というかむしろそれからも面白くなっていったから買ったけれど、喰霊は瞬間最大風速はもう終わったと思うから。

ここは3年前の二人の邂逅シーンなのだけれど、このあとの展開では黄泉のほうが神楽に愛情を向けているのだけれど、ここの二人のモノローグでは黄泉は「悲しみにくれる少女と出会った」と、神楽は「大切な人と出会った」ということで、神楽のほうが黄泉に向けて愛情を向けている。
この黄泉の心境の変化、もしくはこれこそが黄泉の本音であり、以降の展開全てが憐憫からきてるとか、いろいろ考えれるが、なんにせよこのシーンはよかった。

黄泉って第一話から思っていたのだけれど、ものすごく好みなデザインなんですよ。(そんなん誰も聞いてない)
ちなみに神楽のデザインはいまいち。(だから誰も・・・)

前回、前々回あれだけ惨殺して凶器を振りまいていた黄泉が今回は神楽に対して気にかけて、優しくして、もうね、ハマりました。
母親が死んで別の場所に住むことになった神楽を異様に優しく、なれなれしく、べたべたに構う黄泉を見てエヴァミサトさんを思い出した。

一話からの青い蝶の伏線か

ピアノBGMのボリュームコントロールが最高。

親が死んで、引き取ってもらった今の家の諌山家の宿命と退魔師としての使命を継ぐのが私の存在意義のすべてと言う黄泉。このことが以降どう変化するか非常に気になるところ

引き取られて三年後、仲良さそうに写真を撮り合う二人。

このカットの携帯の画像は2話で黄泉がAランク判定されたときにも使っていました。
これからの二人の関係性が、この第3話全体の構成(突然の過去に戻っての邂逅や現在に飛んで写真を撮るなどの唐突な場面変換、家の事情の説明など)で生み出された物語の疾走感とアップテンポなEDのイントロとの相乗関係で表現されていて素晴らしい。