ササメケ

ササメケ (#03) (角川コミックス・エース)

ササメケ (#03) (角川コミックス・エース)

青春グダグダ漫画?って誰が言ったのか。
イタリア帰りの小学時代天才少年サーカープレイヤーの楽市が幼馴染にかっこいいところを見せようとサッカーをするのだが、やることなすこと空回り。才能におぼれてパス出さない、チームプレイできない。性格悪い。加えて楽市を超えるスーパープレイヤー達によってどんどん影が薄くなる。FWでパスもらっても点入らないんですよ。まったく。
結論自体は「天才に誰も勝てない」「努力しても勝てない」「天才を超えるのは天才」というのが思い知らされるサッカー漫画なのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
というか、キャラクターがありえなさ過ぎて、そう感じることはないと思います。
ササメケにテーマ性やらなんやらを求めるだけ無駄です。
コマ全てに描きこまれる関西人にしかわからない(最近はそうでもないかもしれない)ネタねた寝た。ちっちゃく描かれた手書き台詞が面白いと感れるかどうかがこの漫画の9割を占めると思います。
もちろんありえないキャラクターの破天荒ぶりも特筆。幼馴染が実は生徒会長のストーカーだったり、超美少女だけどナンパされただけで周り(主人公)を巻き込んで半殺しにしたり。ガチャポンのために全国を目指す超天才とか。
三巻の13話「ALL THE WAY IN AND ALL THE WAY OUT」
まず表紙が凄い。前回のキャラの作画を担当者に注意されたらしく、お詫びと訂正と称して変更前変更後を載せるという前代未聞(実はズシオでやっているけれど)
ちなみにこの話はサッカーしてなくて、格闘したり裏切られたり、忍者したりしています。
一番の見所は今までツンツンしていたマイコのデレッぷり
関西人のみネタは一巻に満載ですが、この辺りになってくるとキャラクターたちの壊れっぷりで楽しめます。この作品は多分どこから読んでも楽しめますので、好きなとこからお読みください。