その 燃えという免罪符は③・・・

普通に昨日更新しようと思っていたのですが、別作業が面白すぎて面白すぎて・・・

今回は魔法を中心に戦闘がなぜ面白かったかを。
主人公なのはは魔法使いになったばかりなのですが、魔力がとても高く砲撃を得意とする。加えて、的確なシールドや知らない魔法を使用するといった出来事から、感覚的に魔法をコントロールしている節がある。そのため素質が高いと評される。放出が得意なのか大出力のシールドも張れる。またフェイトの近接戦闘方法や、バインドなどを一度見ただけで身に着けることから、戦闘のセンスは高い。
ライバルフェイトは昔から戦闘スキルを叩き込まれた努力派である。雷撃系の魔法を中心に斧(鎌)を用いた中近距離戦闘を得意とする。魔力はなのはより少し高い。こういった条件からなのはを圧倒しそうだが、基本的にまともな食事・睡眠もせずひたすら魔力探知でジュエルシードを探す生活のため、疲労困憊していた。加えてインテリジェントデバイス(喋る魔法の杖)の差などでなのはといい勝負をしていたと考えられる。
執務官クロノもまた小さいころからの努力はである(A's)が、魔力も上二人より低いが普通に戦闘を行うと間違いなく強い。雑魚相手には持続性の長い貫通力のある誘導魔法を用い、大きな敵には相手の懐に入り直接魔力を叩き込むといった魔法を用いることから、上二人とは異なりきちんとした魔法戦闘の教育を叩き込まれ、的確な魔法の使用方法を学んだためであると考えられる。そのため想定外のことには弱いのではないかと考えられるが、その描写はない。

以上三人のメンバーの戦闘を紹介した。上を見てもらうとそのキャラの特徴がはっきりしているのだ。なのははもちろんはじめは魔法をうまく使えないため、インテリジェントデバイスに頼り気味になり、フェイトとの戦闘では不意をとられてはレイジングハートのシールドに助けられるといった描写が多いのだが、後半ではその描写がなくなるなど。これらの特徴が特に説明もなく、日常の会話や戦闘描写だけで描かれており、素直に情報を受け入れ感覚的に見ることができる。そのため戦闘であれだけのめりこむ事ができるのだと思う。
加えて佐野広明さんの描く戦闘の音楽は秀逸で、ゲームの中ボス戦を彷彿とさせるBGMとあいまって非常にしびれます。ぜひ見てほしいですね。